第21話

21話

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2021/07/22 17:45

私

海ついたー！やっぱり気持ちいい！！！

私は車の中で結構寝ていた。
二時間もかけて海に行っていたことなんて知らず

グク

いい海に連れて行こうと思ったら結構かかったわ

私

あー、私寝てたから気づかなかった

グク

本当によく寝るよね、気をつけなよ
男の子の運転で寝るの

私

グクの運転しか安心できないからー

グク

はいはい

私

そーいえば、昔のこと覚えてる？
死んだクラゲを砂かけて天ぷらとか言ってたの笑

グク

あーよくやってたね笑
そーいえばあなたの母さんがよく海に連れてってくれてたな

私

私たちにとって海は大切な思い出の一つだね

グク

うん！そーだね、あーぁ。こんな感じであなたもずっと一緒にいたい。

私

あー私もだよ？グクがいない高校3年間、しんどかったんだからね！

グク

はぁ、よく言うよほんと

私

え？なんでそんなに呆れてんの?

グク

なんでもない

私

え？なんで？イギリス生活の方が楽しかった？？

グク

そうそう

私

あなたに会いたくなかったの?

グク

そうそう

私

イギリスにいた時に彼女がいたとか？

グク

そうそう、ってなわけねーだろ

私

なやけないかぁ、グクかっこいいけど
イギリスの人にはうけなかったか

グク

褒められてるのか褒められてないのか

私

でも、もし一緒の高校に行ってて
一緒に帰ってたら周りの女の子にいじめられてたかもね私、グクがモテモテで

グク

それなら、俺も同じ立場だよ

私

それイコール私が可愛いってこと？

グク

まぁブスではないんじゃね？

素直に可愛いっていえし！

私

り

グク

ふる

私

り

そうだ！写真沢山とっとこ！

ライン　ピコン

テヒョン

今日ひまー、暇ならパトロールに行かないといけなぁいだから暇じゃなーい

ふふふ、どういうこと笑


海の写真を送る

テヒョン

えー！海にいるの？綺麗だね、てかここの海って
家から結構遠くない？

私

遠いよー

テヒョン

どーやっていったの？

私

車だよ

テヒョン

免許持ってんの？？

私

持ってない！

テヒョン

じゃあ誰の運転？

私

友達だよ！

テヒョン

友達って昨日一緒に泊まってたひと？

私

そう

テヒョン

そっか。焼いた。楽しんでね。

焼いたって思ってもないことまた言ってる。

そこで終わった

グク

あなたー

私

ん？な、なに？

グク

あなたー

私

だから何って

グク

なんかクッソでかい雨雲くるらしい

私

え？やば

スマホで調べたら赤いマークが沢山

グク

とりあえず、早く家帰るぞ

私

せっかく海来たのに雨男ね

グク

昔もこんなんあったよな笑

私

そんなこと言ってる暇ない！早く帰るよ

とはいえ、帰るのに二時間もかかってしまう。

車を走り始めて一時間が経った頃

強い雨と大きな雷に襲われ、ワイパーを使っても
前が見えないような状況になった

グク

やばすぎ、これいつやむの

私

分からないけど、洪水起きそう

グク

どっか泊まって帰る？

私

え？

グク

え？ってなんだよ。ゆうて、今2日連続泊まってるからな

あ、そう考えると確かにそうだ

グク

ここら辺ビジネスホテルとかねーの？ちょ調べて運転してるから

私

わかった

私が調べてホテルに案内した

グク

ちょまって、駐車場に車止めてとりあえず豪雨から
避けれてたのはいいけど、ここ、

私

ん？なに？

グク

どーやって調べたらここに辿り着くんだよw

私

ホテル、二人ってやった

グク

まぁいいよ、安いし。こっちの方が

受付にいく。

なんか、こんな雰囲気初めてのホテルだ


部屋に入っていく

私

うわこんなホテル始めて、なんか変な作りだね

グク

なぁ？お前ここがどこかわかってんの?

私

え？なにが？

グク

じゃあ、教えてあげようか？

その瞬間グクが鍵を閉めてこっちに少し怖い顔で接近してくる

私

待ってグク怖いなに？？

後ろへと下がっていくとベットに足が当たり自然と座った

それでも近づいてくるグク

私

待ってグク近い

ベッドへと倒され、身動きが取れない状態に

私はその瞬間目を閉じて横を向いた

グク

ここはラブホだよ、ばーか！

え

グク

お前全く抵抗しなかったな、

私

できるわけないじゃん力強いのに

グク

まぁ、俺くらいの力ある人はそんなにいないだろうな

私

ばーか！

グク

え？なに襲われたかったの？w

私

なわけないでしょ！

グク

してもいいけど？

私

するわけない！！

グク

俺らしたことあるのに

そうだ。私たちグクがイギリスに行く前に一回やったことがあるんだった

私

あの時とは違ってもっと自分の体を大切にしてください

グク

それはこっちのセリフだよ

私

どういうこと？

グク

お前も気をつけろってこと男には
みんな力強いから今みたいに襲われたら抵抗できないよ

私

その時はグクが助けに来るから大丈夫だよ

グク

助けに行けたらの話だけどな
お前はもう少し男に警戒心を持て
しかも、あの警察だって何考えてるんかしらんよ？

私

テヒョンくんはいい人だよ

グク

さーな、警察官は人の感情コントロールすることが得意で?

私

じゃあ、警察官になろうとしていたグクも同じか

グク

まぁまだまだだけど
ずっと近くにいてずっと一緒にいるやつの感情すら読めないからな

私

明日晴れたら早く家に帰ろう

グク

うん、雨に当たったし、先風呂入ってきな

私

うんそーする！

グク

一緒に入る?笑

私

むり

グク

冗談だよ笑早く行ってこい

私

はーい














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第22話 22話

eiri

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。