居たのはおめでたそうな紅白の髪色の子。
敵意むき出し。
怖。
制服のパーカーを深く被って顔を隠す。
こいつが邪魔で刀を思うように振れない。
すると紅白さんの後ろに呪霊が。
目を合わせる。
思いっきり手で跳ね除けて後ろの呪霊に近づく。
やっぱり対話は無理か...。
睨むと呪霊は泡を吹いて消えた。
多分祓ったんだと思う。
BOM!!!
この個性...!?
ドンと紅白さんを突き飛ばして「爆豪勝己」が近ずいてくる。
フワッ
風が吹いてフードが外れる。
バレたくなかった。
爆豪勝己にも。
BOM!!!
鬼のような形相睨んでくる。
すると...
棘先輩が上から降ってきて爆豪勝己の背中に着地。
後ろ?
ビュウウウ
スレスレに氷。
紅白さんの個性か...?
雄英生を怪我させずに邪魔されない方法。
僕は来る途中に棘先輩から教えてもらったことを思い出した。
できるか分からない。
だけど、やってみる。
周りの空気がピリピリし始める。
思いっきり両手を広げて目を開ける。
一気にドーム形の訓練場は雪に包まれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!