こうして僕達は廃ビルに入っていった。
連れてこられたのは廃ビルようなところだった。
六本木だけど六本木じゃないじゃん!?
伏黒さんがムスッとそた様子で五条先生を見ている。
1人怖いな...。
でも野薔薇様のためなら...。
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急に背後から呪霊が。
一旦避けたけど生きて帰れる気がしない。
死にたくない。怖い。辛い。苦しい。
呪霊がどんどん距離を詰めてくる。
そういえば五条先生から貰った刀があった気がする。
両手でしっかりと握っておく。
よく前を見て...
呪霊が動かなくなった。
よく分かんないけど今だっ!
首を斬る。
頭がぼとりと落ちて転がって行った。
死に方まで怖いかよ。
ていうか...
僕...いけるかも。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。