なんだろう。
夢かな。
僕が君と話すようになってから何故か、自然とモテるようになったんだ。
それが嬉しいことなのかどうなのか。
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僕には君しか見えていないというのに。
僕が君に好意を抱いていることを、
君はいつ知った?
僕達が付き合うまで、長かったね。
でも僕は構わないよ。
君と結ばれるのであれば、どんな困難だって乗り越えられる。
そんな気がした。
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もう少しだけ、付き合う前の話をしようか。
やっぱりそうだ。
出会った時にはもう既に君は僕と全く違う道を歩んできた人なんだと。
体の中にある細胞全てが君とは逆だと思っていた。
その現実がより、僕から君を遠ざけていく。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。