Side.F
いつからだろう、
いつからというか、もう会った時からだったのかな
俺が中島に恋をしたのは
俺がジャニーズ事務所に入所した時には、もう中島がいて
人見知りの俺はダンスの振りが分からなくても、誰かに聞くなんてことは出来なくて
けどそんな中
話しかけられたことに衝撃を受けすぎて上手く返すことが出来なかったが
そう言って君は俺に満面の笑みを浮かべたんだ
きっとこの時から、俺はもう中島のトリコだったんだろうな
このことがきっかけに、中島とよく話すようになった
俺と中島とあと1人、高畑岬
こいつはまぁ、、ね(察し)
この3人でスクラップティーチャーに出ることが決まったのは、正直驚いた
しかも、先輩のジャンプ兄さんまでいるのだ
俺の隣で中島が大興奮してたことをよく思い出す、笑
撮影の日、きっと疲れたであろうと思い、先に終わった俺は中島の分のジュースも買った
こういうの、好きかな、、平気かな
なんて思いながら
なんか照れくさくなって、わかりやすい所に何も言わず置いておいた
そしたら、目をキラキラさせてこちらを見てくるじゃないか
、、、、犬??
そんな中島だったが、俺の反抗期で喧嘩をしたり
ほぼ俺が悪いけど
中島にだけ態度変えたりさ
今考えたら最低だよな、俺
けど、こんな俺でもあいつは見捨てなかった
結局ずっと俺の隣にいてくれたのは中島で
むしろずっと隣にいて欲しくて
ずっとそばにいたくて
きっとそんな思いがバレたんだろうね
これは確か、2016年の冬頃、だった気がする
少し前はまたまた喧嘩してましたからね、、()
そう言うと中島はしょんぼりした顔になり、弱弱しい子犬みたいになった
俺が悪者みたいな、、(
俺の中島のこと名字で呼んでるからそれに合わせて中島も名字呼びになった
それが嬉しいような悲しいような
って、そんな事思ってる場合じゃないのよ
こうして俺たちは恋人同士となった
もちろんこのことは誰にも言っていない、今現在もね
けど、
首元を指され、鏡で確認してみると、
、、、、多分メンバーにはバレてます
to be continued
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。