年も明け、事務所に新年の挨拶に来ると、クリスマスの時の落ち込みはどこに行った?って位に元気なあなたが向こうから走って来た。
俺の前に止まると丁寧にお辞儀をした。
あなたを追っかけて隼が息を切らしながらやって来た。
あなたはまたどこかに走って行った。
また誰かに新年の挨拶に行こうと横を通るあなたの腕を掴んだ。
隼はお辞儀をするとHIROさんに会いに行った。
少し唸りながら俺を睨んで来たから、そのまま誰もいない部屋に連れ込んだ。
あなたが大人しく座ると俺は向かいの椅子に座った。
俺は立ち上がり、あなたに近寄った。
俺はあなたの頬を触ると、そのまま引き寄せキスをした。
今度は深いキスをした。
そのまま手を繋ぎ、GENERATIONSが待つ部屋に無事に送り届けた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。