第47話

3代目 登坂広臣 ver3
1,901
2019/10/01 10:37
あなた

おーみーくーん!!

年も明け、事務所に新年の挨拶に来ると、クリスマスの時の落ち込みはどこに行った?って位に元気なあなたが向こうから走って来た。
あなた

あけましておめでとうございます。

俺の前に止まると丁寧にお辞儀をした。
登坂広臣
登坂広臣
あけましておめでとうございます。
お前…クリスマスに失恋して落ち込んで無かった?
あなた

落ち込んでても仕方ない!

小森隼
小森隼
あなたちょっと待ってよ…。
あ。
臣さん。
あけましておめでとうございます。
あなたを追っかけて隼が息を切らしながらやって来た。
登坂広臣
登坂広臣
あけましておめでとうございます。
あなた

あ!

あなたはまたどこかに走って行った。
小森隼
小森隼
え…。
また?
登坂広臣
登坂広臣
え?
何あれ?
小森隼
小森隼
あぁ。
朝から何ですよね。
無理にテンション上げてるって言うか。
今日から仕事初めで、取材何ですけど落ち着きがなくて。
あなた

あ!

また誰かに新年の挨拶に行こうと横を通るあなたの腕を掴んだ。
あなた

ちょっ!!

登坂広臣
登坂広臣
隼。
俺が責任持って連れてくから。
小森隼
小森隼
ありがとうございます。
俺まだHIROさんに挨拶してないんで、お願いします!
隼はお辞儀をするとHIROさんに会いに行った。
あなた

臣くん!

登坂広臣
登坂広臣
少し落ち着け。
お前は犬か。
あなた

んー。

少し唸りながら俺を睨んで来たから、そのまま誰もいない部屋に連れ込んだ。
登坂広臣
登坂広臣
座りなさい。
あなた

……。

あなたが大人しく座ると俺は向かいの椅子に座った。
登坂広臣
登坂広臣
どうした?
あなた

……。

だって…。
亜嵐、クリスマスの話ばっかするから。

登坂広臣
登坂広臣
お前「落ち込んでても仕方ない!」って言ってたじゃん。
あなた

でも、気になるもん

登坂広臣
登坂広臣
分かった。
もぅ容赦しねー。
あなた

え?
何が?

俺は立ち上がり、あなたに近寄った。
あなた

え?
何?何?

俺はあなたの頬を触ると、そのまま引き寄せキスをした。
あなた

!!
臣くん!!
い!今!
き!キス!!

登坂広臣
登坂広臣
黙れ
今度は深いキスをした。
登坂広臣
登坂広臣
俺もぅ容赦しねーから。
好きな女から別の男の話を聞くほど、お前に余裕ねーから。
こっからは、宣戦布告させてもらうからな。

分かったら返事!!
あなた

…はい。

登坂広臣
登坂広臣
ほら、GENERATIONS待たしてんだから行くぞ。
そのまま手を繋ぎ、GENERATIONSが待つ部屋に無事に送り届けた。

プリ小説オーディオドラマ