第39話

GENERATIONS 小森隼ver5
1,607
2019/09/25 17:18
片寄涼太
片寄涼太
お先にー!
待って!
王子!
置いてかないで!
あなた

涼太も大変だな。
隼。
何パスタがいい?

ホントに作るんだな。
小森隼
小森隼
んー。
ナポリタン?
俺は諦めて、スマホをいじってるあなたの隣を歩いていた。
あなた

確か近くにスーパーあったよね?
そこで買おう。

家の近くまでタクシーで行くと2人でスーパーに入った。
あなた

んー。

あなたは歩きながら、食材を探している。
俺はその横でカートを押しながら歩いていた。
あなた

これで全部かな。

パスタの材料と少しお菓子も買い、俺の家に着いた。
小森隼
小森隼
どうぞ。
あなた

お邪魔します

家に入るとあなたは早速キッチンへ。
あなた

使わせてもらいます。
隼は座ってなよ。

小森隼
小森隼
ありがとう
俺はソファーに座るとテレビをつけた。
背中越しにキッチンがある為、後ろが気になる。
小森隼
小森隼
………。
気になるなら見よう!と結論に出た俺はキッチンカウンターの上に腕を組んで顔を乗せあなたの様子を見た。
あなた

何?

あなたはチラッと俺を見て少し微笑んだ。
小森隼
小森隼
ん?
気になって。
あなた

ちゃんと作りますからw
座ってなさい。

小森隼
小森隼
はーい。
怒られた俺はソファーに戻ってテレビを見た。
あなた

はい。
どうぞ。

暫くすると目の前にナポリタンが置かれた。
小森隼
小森隼
美味そ!!
あなた

召し上がれw

小森隼
小森隼
いただきます。
……。
美味い!!
あなた

良かったw
いただきます。

あなたは安心したみたいで自分の口にもパスタを運んだ。

2人で食べ終わると「ごちそうさまでした」と手を合わせた。

俺が洗うと言ったがあなたが「お邪魔してるから」と洗い物までしてくれた。

それを俺はまたキッチンカウンターの上に腕を組んで頭を乗せながら見ていた。
あなた

その体制好きだね?w

小森隼
小森隼
なんかさ。
恋人みたいな事してるよな。
俺ら。
あなた

あー。
確かにw
仕事終わりに買い物して、家でご飯作って。
隼がその体制だと余計にキッチンにいる彼女を見てる彼氏って感じだねw

よし。
洗い物終わりー。

洗い物が終わったあなたはタオルで手を拭いていた。
小森隼
小森隼
なる?
恋人?
あなた

え?

小森隼
小森隼
俺はなりたい。
お前と恋人に。
あなた

………。

サラッと言った自分の言葉を思い返して我に返った。
小森隼
小森隼
って困るよな!
いきなり!
あなた

……いいよ?

小森隼
小森隼
……マジで?
あなた

……うん…。

あなたは少し俯いてから恥ずかしそうに俺を見た。

俺は少し身を乗り出して、軽くキスをした。
小森隼
小森隼
……うわぁ…照れる…。
俺はまたキッチンカウンターに俯いて顔を隠し、チラッとあなたを見た。
小森隼
小森隼
顔真っ赤w
あなた

隼もでしょ!!

あなたは俺の腕をバシッと叩いた。
あなた

てか…肝心なの聞いてないんですけど…。

小森隼
小森隼
何?
あなた

いゃ……その…。

小森隼
小森隼
好きだよ?
あなた

………。

俺はニコニコしながら言うとあなたは更に顔を真っ赤にした。
小森隼
小森隼
俺も肝心なの聞いてないんですけど?
あなた

……好き…。

小森隼
小森隼
よく言えましたw
身を乗り出して、今度はあなたの頭を撫でた。
あなた

もー!!

あなたは俺の手を掴んで来たので、そのまま手を繋いだ。
小森隼
小森隼
泊まってきなよ?
何もしないしw
あなた

……うん。

小森隼
小森隼
コーヒー飲む?
あなた

…うん

手を離すと俺はキッチンに入り、あなたの隣に立った。
小森隼
小森隼
でも、キスはしてもいい?
俺はあなたの顔を覗きながら聞いた。
あなた

…うん。

返信をもらうと、そのまま顔を近づけてキスをした。

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