第22話

GENERATIONS 片寄涼太 3
2,178
2019/09/12 12:25
片寄涼太
片寄涼太
あぁ。
俺はこっちにいるよ。
あなたが何か欲しがったりとかしたら、誰かいた方がいいでしょ?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
そうだな。
頼むね
皆が離れると俺はあなたを見た。
片寄涼太
片寄涼太
あなた?
俺がいるから、少し寝な?
普段は玲於とか隼とかとじゃれ合ったりする事が多いけど。

こういう時は俺。
あなた

………。

俺の服を離すと、今度は手を伸ばしてきた。
片寄涼太
片寄涼太
はいはい。
俺は分かってますよって思いながら、伸ばされた手を繋いで向かいに座った。

繋がれてない手を枕に、机に伏せてるのを見ると、空いた手で頭を撫でてやる。
片寄涼太
片寄涼太
………。
3代目とGENERATIONSで見せ方を分けて、「天才!」とか言われてるけど時間を割いてダンスレッスン、ボイトレ、ジム通い。

影で努力してるのは俺も昔から知ってる。

女である自分のせいで3代目やGENERATIONSのファンを失望させ離さないように。
片寄涼太
片寄涼太
あんまムリするなよ…。
あなた

ムリしたら、涼太独り占め出来るし。

片寄涼太
片寄涼太
物じゃないからね?
俺は。
それに毎回風邪引かれても困ります。
あなた

すいませんでした。

片寄涼太
片寄涼太
薬効いてきた?
あなた

どうだろ…。
ねぇ。
涼太。

片寄涼太
片寄涼太
ん?
あなた

Prayが聞きたいな。
寝れるように。

片寄涼太
片寄涼太
俺は乳母かw
あなた

w

片寄涼太
片寄涼太
仕方ないな。
俺はアカペラでPrayを歌った。

歌い終わりあなたを見るとスヤスヤ寝ていた。
片寄涼太
片寄涼太
毎回気持ちよさそうに寝やがって。
俺も繋がれてない手を枕に机に伏せながらあなたの顔を見た。
片寄涼太
片寄涼太
ヤバい……寝そ…。
結局俺も毎回あなたの顔を見てると一緒に眠ってしまう。

この位置だけは………あなたの寝顔が見える、この位置だけは…俺だけであって欲しいな。
と思いながら。

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