第56話

GENERATIONS 片寄涼太ver2
1,670
2019/10/14 07:26
忘れもしない。
あれは事務所だった。
岩田剛典
岩田剛典
あれ?
涼太!
たまたま事務所で岩さんと会った。
片寄涼太
片寄涼太
おはようございます。
岩田剛典
岩田剛典
おはよう!
GENERATIONSもミーティング?
片寄涼太
片寄涼太
はい。
そうなんです。
岩さん、受付前でどうしたんですか?
岩さんは受付前で立っていたので不思議で聞いてみた。
岩田剛典
岩田剛典
あぁ。
ちょっとね。
あ、来た。
あなた

おはようございます!
すいません!
岩田さん!
遅くなりました!

岩田剛典
岩田剛典
岩ちゃんでいいのに。
道分かった?
あなた

はい。
LINEで地図送ってくれたお陰です。

岩田剛典
岩田剛典
あ、紹介するね。
今度3代目に入ったあなたちゃん。
あなた

初めまして!
GENERATIONSの片寄涼太さんですよね?

片寄涼太
片寄涼太
はい。
初めまして、片寄涼太です。
岩田剛典
岩田剛典
あなたちゃん、これ通行証ね。
岩さんは、初めて事務所に来るあなたに色々説明していた。
岩田剛典
岩田剛典
じゃ、涼太。
またね。
あなた

失礼します!

あなたはお辞儀をして岩さんの後を追っていた。
片寄涼太
片寄涼太
可愛かったな·····。
白濱亜嵐
白濱亜嵐
誰が?
片寄涼太
片寄涼太
うわ!
おはよう。
びっくりさせないでよ。
白濱亜嵐
白濱亜嵐
おはよう。
ずっと立ってるからさ。
早く行こ。
俺も亜嵐くんの後を追った。

今日は新曲の打ち合わせ。

休憩に入るとドアが開いた。
あなた

あれ·····違う·····。

あなたはキョロキョロと中を見ていた。
片寄涼太
片寄涼太
どうしたの?
あなた

あ、えっと迷子になりまして…。

片寄涼太
片寄涼太
連れてってあげるよ。
あ、その前にメンバー紹介するよ。
数原龍友
数原龍友
涼太どうしたん?
ドアで話していると龍友くんが近寄って来た。
片寄涼太
片寄涼太
そろそろ案内するね?
メンバーに紹介が終わると2人で部屋を出た。
あなた

すいません。
会議中なのに…。

片寄涼太
片寄涼太
大丈夫だよ。
初めは慣れないよね?
あなた

はい。
広すぎて…

片寄涼太
片寄涼太
また迷子になったら、案内してあげるね。
あなた

ありがとうございますw

その時の笑顔が今でも忘れられない。
あなた

あれ?
今日どこの会議室だっけ…。

片寄涼太
片寄涼太
今日は3階の会議室。
事務所のエレベーター前で立っているあなたに近寄り教えた。
あなた

おはよう。
涼太。

片寄涼太
片寄涼太
おはよう。
2人でエレベーターに乗りボタンを押した。
あなた

ふふふ

片寄涼太
片寄涼太
何急に笑って。
あなた

いゃ。
初めて事務所来た時にこんな事あったなって。

片寄涼太
片寄涼太
あれから何年?
もぅ道分かるでしょ?
あなた

わかりますぅー!
こっち!

3階に着き、あなたはエレベーターから降りると行く方向を指さした。
片寄涼太
片寄涼太
…こっち。
逆方向を指さしていた手を掴み、正しい方向に直してやった。
片寄涼太
片寄涼太
しっかりしてくださいよ。
ほんと相変わらずだな。
俺はその前手を引き歩き出した。
あなた

涼太がいるとついつい?

片寄涼太
片寄涼太
まぁ、いつでも案内するって約束したしね。
あなた

約束は守らないとね

片寄涼太
片寄涼太
ムカつく笑顔
あなた

あの頃は優しかったのになぁw

会議室に着くとあなたはドアを開けて先に入って行った。
片寄涼太
片寄涼太
あの頃は初々しかったのになぁ。
俺はあなたに聞こえるように言うと、あなたは舌を出して俺に「べーだ」とやって来た。

あの頃と変わらない笑顔で。

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