「どんな異性がタイプですか?」
あなた「んー私とは正反対の人かな」
「具体的には?」
あなた「正確には私に無いものを持ってる人に惹かれがちかな、いつもニコニコしてるとか人に優しいとか」
「あなたさんも優しい印象ありますけどね、今日もスタッフ全員に差し入れくれたし」
あなた「ま、私暗いやつだからさ明るい人に惹かれるかも」
「見た目は?イケメンが好きですよね?やっぱり」
あなた「何がやっぱりなの?w」
「背が高い人がいいとかマッチョがいいとかあるじゃないですかー」
あなた「何今日、めっちゃ聞いてくるねw」
「あなたさん文春砲はだめですよ、気をつけて下さいね」
あなた「あ、はいw」
「亨さんはどんな異性がタイプですか?」
亨「あなた、10年前の。って書いといて」
「ガチで付き合ってたこととかないんですか?」
亨「無いね、よく聞かれるし言われるけどw」
「3つ前のアルバムの時撮ったアー写、亨さんとあなたさん向き合って笑ってるやつ。あれマジで付き合ってると思ってましたよ」
亨「あーね、あの写真はよく言われた。めっちゃ言われた、本当は付き合ってるんでしょ2人って」
「で、亨さんの片思いっすか?w」
亨「そうね、あなたは俺になんか興味無いからねw」
「付き合っちゃえばいいじゃないですかー」
亨「出会った当初めっちゃ可愛いかったなー天使だと思ってたわー今は足蹴にされてるけど。
外人の赤ちゃんかと思ったもん、今は足蹴にされてるけど。」
「どんだけ虐げられてるんっすかw」
あなた「……」
「久しぶり、あなた」
あなた「……久しぶり」
「俺達もこの後インタビューなの、ここで。だからしょうがないじゃん」
あなた「……」
「そんな顔しないでよ、…もうあなたを困らせたりしないからさ」
あなた「……」
「…ごめんね、あなた…」
あなた「…直人、」
「じゃあね」
あなた「ん…」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!