無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

336
2021/04/24

第3話

第一章 特別任務
* * *

朝、“学校”のストリートを歩いていると、赤髪の青年エースと青髪の青年デュースが後ろから歩いてくる。二人共僕の“同級生”だ。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
あなたはよー
デュース・スペード
デュース・スペード
今日も来るの早いな。グリムは眠たそうだが
グリム
グリム
実際眠いんだゾ
監督生(審神者)
監督生(審神者)
おはよう。二人共
こんのすけに“異世界”へ向かう様言われた日から数ヶ月が経った。
僕が派遣されたのは“ツイステッドワンダーランド”と呼ばれる異世界の、賢者の島にある名門魔法士養成学校ナイトレイブンカレッジ。
ナイトレイブンカレッジは男子校で、優秀だがプライドの高い問題児が多く居り、黒い馬車のお迎えが来た魔法士の素質がある者しか入れない。そう。本来ならば魔力を持つ者しか入れない学校なのだが、僕は魔力が無いただの人間……と言う事になっている。
監督生(審神者)
監督生(審神者)
(しっかし、異世界にとべる装置だなんて……急いで造ったと言っていたが、よく造れたなぁ。現代の技術凄い)
僕がツイステッドワンダーランドに派遣された理由は二つある。
一つ目は、目的やどの場所どの時間帯で現れるか不明である時間遡行軍が、時空の歪を利用して過去ではなく敢えて異世界に行くことで我々を倒す術を得ようとしているかもしれない。だから其れを確認し、阻止して欲しいから。
二つ目は、僕が“死なない身体”で“魔法”が使えるから。
刀剣男士では無く、審神者の僕が派遣されたのも之が理由だ。
魔力は感じ取られない様に抑え、容姿もなるべく目立たない姿へと変えているので、ナイトレイブンカレッジの生徒達からは“魔力を持たないただの人間”だと思われている。
監督生(審神者)
監督生(審神者)
(異世界に行ける装置を造ったのも見事だが、時空の歪から普段とは違う時空波を感知し、そこから異世界の存在を知り、時間遡行軍の仕業である事も見抜いた……。どうやって?と聞いたが、うちのこんのすけは口が堅いから“政府の機密事項ですので、幾ら主様でも僕の口からお話する事は出来ません”と言われてしまった。
僕、一応“偉い立場”ではあるんだけどなぁ)
そもそも、時間遡行軍も時間遡行軍で異世界や、異世界に行ける方法を見つけ、よく行こうと思ったものだ。
何故魔法士養成学校ナイトレイブンカレッジを選んだのか。否、ツイステッドワンダーランドと言う異世界にしか行けなかっただけなのか。不明な点や気になる点は多々あるが、僕は人生“初”の学校を楽しむ……じゃなくて、任務を全うするだけだ。
政府も時間遡行軍も隠したがり屋だから謎が多いのは今に限った話ではないし。