油断したすきに息を切らしていた男2人に両肩を
抑えられ壁に押し付けられた
やっちまった……
そう思った瞬間、応援が中に入ってきた
もちろん、お母さんを含む第一機動捜査体の皆が…
陣場さん…遅いよw
相手が、あとからきた警察に夢中になっているすきに私を抑えていた、男に回し蹴りをし、身動きがとれない状態にした
すかさず、私が捨てた銃を拾い、構えた
もうこれで………
あれ?たしか、男は5人組だったはず
でも、4人しかいない…
いない一人は拳銃を、持っていたはず…
まずい……
えっ?後ろ?なんかあるの?
振り向いた瞬間…………
バンッ
バンッ
1発目の銃声が聞こえたあと、1発目とは違う銃声が聞こえた
最初に撃った男が倒れてる…警察に撃たれたんだろう
じゃあ、倒れてる男が撃った相手は……
私?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!