プリ小説

第3話

こんにちは
私はRPGゲームが好きだった。
暇な時は夢中になって没頭した。
特にキャラクターメイキングがすごくわくわくする。理想の子にしようか?私に似せようか?
そんなことを考えながらスマホを弄っていた。
気がつけば、私は奇妙な魔法陣の上に立っていた。
アナウンス
キャラクターを設定してください
ピッ、ピッ、ピッ
こんな軽い気持ちだけど、これから始まるのは命をかけた転生。
戦争で死ぬかもしれない。殺されるかもしれない。
"星"とやらで、命を失うかもしれない。
もう、ポチはいない。
それなら、こんな世界で生きるよりも、ポチを生き返らせるように、精一杯生きよう。
アナウンス
髪型の設定です
どうしようかなぁ…と悩む。
折角なら、とびきり美人でスタイルも良くしようかな。
アナウンス
目の設定です
そうだ、と良い事を思いついた。
ポチの瞳は深い銀色。
それはまるで、夜空の星のようなーーーー
あなた

ほし、ぽち、。

ポチの由来は星から来ている。
星空の下でポチを拾ったから。
あなた

だめ…

思い出せばきっと泣いてしまう。今は忘れるしかない。
ピッ
アナウンス
星の選択をしてください
アナウンスがそう言うと、
目の前に星型の瓶がついたネックレスが5種類出てきた。
アルゴの瓶は、赤い星の煌めく光砂に、蝶々の羽の欠片、桜のエキスと小さな船のようなものが入っている。

アンティの瓶。蒼い星の爽やかな光砂に、深い海の涙、光の欠片と時計の装飾がついている。

メシエの瓶。緑の星の暖かい光砂に、果実の笑顔、兎の種が淡い絵の具で彩られている。

ルベルスの瓶。虹色の光砂に、蛇の虹色の鱗1枚と宇宙(そら)で育てられたシェルのビーズ。真珠のミルクのような暖かみが生きる力を感じさせる。

ハーシェルの瓶。黄金の星の蕩ける光砂に、浮かび上がるラメル文字、散りばめられた宝石と小さな望遠鏡の小物がついている。
そんな、不思議な言葉の説明を聞いた。
あなた

海の涙、とか…
果実の笑顔、とか、そんなもの存在するの…?

そう、この不思議さこそが、
常人には見ることができないこのネックレスを"視る"事ができる今があなたの"異常"さ、
即ち、選ばれた死を迎えたあなたの運星が
全てを動かしていく。
そんな事に気づくことができない愚かなあなた。
あなた

私はーーー

蒼い瓶に手を翳した。
アナウンス
アンティの瓶を授けます
ふわり、と平面だった画面から浮かび上がったネックレスは、私の首にかかった。
サイズはぴったりだった。
アナウンス
それでは貴方の命をこのキャラクターへ移します
グワンと音がして魔法陣が大きくなる。
その音と同時にキャラクターが近づいてくる。画面を越えて一歩、一歩と歩いてくる。
あなた

(私の身体もこれで終わりかぁ…)

あなた

(天国でポチにあったとき、わかってくれるかなぁ)

ジュリア
ジュリア
それでは、我が国
命に新しい身体が触れる。
ジュリア
ジュリア
テル・アブ・フレイラへようこそ!
はじめよう。世界を。
▼あなたがログインしました.

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

like
like
ありがとうございます🙉