あなたside
風磨と喧嘩になって、、
ともだちにそうだんしたら、
" 携帯と 財布も 家の鍵も もってないから実家にもどったほうが彼氏さんも 探しやすいんじゃないか " ってことですこしはなれたばしょにある実家にします。
うざいと言われた側なんで
元通りにもどれるとは思ってないけど、
風磨の喧嘩してから1ヶ月ぐらいたった。
いま、あたしは、仕事終わりに友達とカフェ巡りすることになった
みんな女の子だから、甘いものだいすきなんだよ~♡
みんな彼氏さんがいて、あたしは、その幸せそうな惚気話でいっぱい きいた。
" あなたは彼氏さんから 連絡あった ? "
ときづかってくれる。
なんて、みんなやさしいんだ。
惚気話きいていると、、
楽しかった風磨との思い出がふりかかってくる。
風磨と、、手繋いでお祭りに行ったこと。
風磨と、、はじめて、キスした日
風磨と、、はじめて一緒にお風呂入った日
風磨と、、はじめて、身体がひとつになった日
いろんな思い出をおもいだした。
すると、あたしの額を暖かい粒がながれた。
みんなが、"どうしたの"って、いってる。
やっぱり 風磨がすき。
どんなに風磨にうざいっていわれても、、
あの、すごくいたずらっぽい笑顔を見せてくれる風磨が
すき。
いましかない、、いま、行かなきゃ
"" みんなごめん 。ちょっと用事 おもいだした。 ""
1度はみんな顔を合わせたけど
何かを察したかのように
" 行ってらっしゃい "
と背中を押してくれる。
あたしは まけないよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。