今日は
山に登ってのお仕事があったから
いつものスタジオ収録の時より疲れを感じる。
はやくあなたの顔をみて、癒されたい。
今日はあなたがすき って言ってたティラミスを買って2人でたべよ
なんて考えながらいえにかえろうと思った時だった。
車で信号待ちをしていると、目の前をあなたと勝利が肩を並べて笑いながら歩いている。
2人ってこんな仲よかったっけ?
いや、つい先日顔合わせをして勝利のことを"勝利さん"といっていた人見知りのあなたがあんな、、あんな笑顔で話せるわけがない。
おれは直ぐにさっした。
なんかあるなと
べつに。二人でいることはいいんだけど、まあ良くはない。
あなたも一人の人間だし、おれの気持ちの問題で束縛するのはダメだってわかってる。
だけど、、胸がごちゃごちゃした。
おれは、家に帰ってあなたにきいてみよう。そう確信した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。