第2話

始まりは突然に
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2018/05/01 11:02
「今日から梨央は中2で俺は中3かー」
「そだねー(棒読み)」
「もう!梨央ったら!冷たい!」
「うるさいよ。お兄ちゃん。」
私、間宮梨央はお兄ちゃんの溺愛のせいで、
毎日、兄弟で登下校している。
そろそろマジでウザすぎる。
私は好きな人がいるのに…
「あっ!いた!!!」
「??誰が?」
「すぎにゃーん!!」
私の好きな人、杉浦豊くん。通称・すぎにゃんが私達の少し前を歩いていたので、全力で走ってとっ捕まえた。
「ちょっ大声で叫ぶのやめて!あと、抱きつかない!!」
私はすぎにゃんをとっ捕まえられたので、すぎにゃんの背中に頬ずりをする。
あー、好きだよ〜!!
「おい…怒
俺の妹に何してんの怒」
「やばっ…」
私の兄は重度のシスコン。妹溺愛ダメ男。
なのに何故かモテる。
「優希く〜ん♥何してるの〜?」
いつの間にか女子がワラワラやってきた。
「チャーンス!!逃げるよ!すぎにゃん!」
私はすぎにゃんの手を掴み、突っ走る。
このお話は、すぎにゃんと私の、恋のお話。

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