🐥「…ごめん、嘘ついちゃったね」
「んーん!だいじょぶ!!」
🐥「あなたはぐくくんのことが好きなんでしょ?」
「え、…うーん、まぁね、」
🐥「…そっかあ、あ!そーだクレープ食べに行くんだった早くいこう!」
じみんの自転車に2人乗りをして
クレープ屋さんに向かう
🐥「んふふ~美味しいね」
「ね!!」
幸せだなあ
なんて笑
でも
どんなに楽しくても
頭の片隅にはぐくがいる
ももちゃんと話してたときのぐくとか
さっきの必死な目してたぐくとか…
🐥「あなた?」
「…!!。…ん?」
🐥「今考えてたこと当ててあげる」
🐥「ぐくくんのことでしょ」
顔が赤くなるのが自分でもわかる
確かに考えてたけど
指摘されると恥ずかしいな
🐥「当たったね!」
この後も二人で色んな話をした
好きなアーティストの話とか
校長先生の頭の話とか
数学の佐々木先生の話し方の癖の話とか笑
とにかく沢山笑った!
楽しかったあ
そうして二人で帰路を辿る
偶然にもじみんの家は私の家からとても近いそうで
家まで送ってくれた
🐥「今日はありがとう」
「こちらこそ!!!」
🐥「あ!LINE交換しようよ!してなかったよね??」
「あ!そうだね!!」
交換するとじみんはとても満足そう
まだ話したいけどもう時間も遅いし
じみんにはかえってもらおう
「それじゃばいばい!じみん!」
じみんは何か言いたそうにしてたけど
🐥「またね」
そう言って帰っていった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!