🐰「いや、何してんの?」
何でここにいるの
あの女の人は
さっきの用事は
聞きたいことが聞けなかった
ぐくの目が怖すぎて…
すると
🐥「…ただ話してるだけだけど?」
じみんが口火を切る
🐰「いや、え、あなた僕の彼女だよね?」
「うん…」
🐰「だよね、じゃあなんでじみんと二人でいるの?え、浮気?」
「…ッ、ただ!相談してただけ!」
そう言うとじみんは
🐥「浮気とか…、それはあんたが言えるもんなの?」
🐰「は?」
ぐくの声はいつもより低く
いや低いどころじゃない
すごく、
怖かった
🐥「じゃあさっき、女の人と歩いてたのはだあれ?」
🐰「女の人?」
🐰「…あぁ、あれ、男なんだけど。」
あなた・🐥「へ?」
二人して変な声を出してしまう
🐰「…じょんはんって言う。長髪の男」
あ、その人知ってる…
やばい、これは私の勘違いのせいだよね
やばいやばいやばい
「ご、めん。浮気、なのかなって…」
🐰「……それで、こいつに?」
「うん。ごめんなさい。じみんは悪くないんだよ!私が悪い」
🐰「へぇ、そっか。まぁとりあえずじみんさん」
🐥「ん、」
🐰「帰ってもらってよろしいでしょうか」
🐥「…わかりましたーよ」
🐥「ばいばい、あなた」
そう言ってじみんは帰る
「ば、ばいばい!」
するとぐくは
🐰「さてと…」
なんて言って寄ってくる
🐰「お仕置き…?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!