お昼もお腹一杯食べて
もう放課後
ぐくと帰ろうか何て話して
二人で下駄箱に向かう
🐰「今日クレープ食べに行きたいね」
「いいねえ、駅前のは?」
🐰「行こっか」
「うん、!!」
他愛もない話をしながら
学校を出る
ふと校庭を見ると
息をあげて
辛そうに走っているヘウォン君がいた
あれは…
サッカー部かな…??
ずっと見ていた私を不思議に思ったのか
ぐくは私の前に来て視界を遮る
🐰「行こ?」
「うん!!!」
_家
美味しいクレープも食べて
満足して帰り
携帯を開くと数件メッセージが来ていた
見ると
『ヘウォン』
と書かれている
ヘウォン君!?
とりあえず画面を開いてみる
遊びなんかじゃない…
すこしグサッと来た
からかってるだけなんて思ってしまった自分に嫌気がさす
とりあえず
これだけ返して
携帯をそっと置いた。
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通知2件
『返事返してくれたってことは』
『僕にもチャンスがあるってことだよね??』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。