(…どうしたものか……)
不覚であった。このままでは生乾きの臭いタオルを選手達に渡すことになる。
うーんうーんと悩んでいても救世主は出てこないし、風はさっきと違い 全然吹いてこないし。
だが、それは言い訳だ。 何かいい方法があるはず。
(ある……はず…)
「…あなたさん?」
『………国見…』
___貴様…何故ここに居る……?!
浮かんできた疑問をぶつけずに、きっと嘘吐いて抜け出してきたのだろう と自分の中で解決する。
だが、そうだとすれば国見は救世主でもなんでもない、ただニヤニヤして手伝いもしないただの観客
これは一体、どうすれば。
『…国見、ちょっと頼みたいことがあるんだけど、』
ダメ元で国見に頼んでみると、国見は少し吃驚した表情をした後、微笑んだ。
「俺に出来ることならなんでも。」
そう言った国見に、少し安心感を覚えたのは何かの錯覚だろう。
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切ります、すんませんッッ
遅くなってしまい申し訳ない…
しかも短い。殴っていいです←
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。