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UNDERTALE
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「ここは…………何処だろう。」
気が付いたら、金色の花畑の上に横たわっていた。上を見上げてみると、僅かな光が差し込んでいるのが分かった。かなり高いところから落ちてしまったようだ。
すると、顔の付いた可愛らしい花が話しかけて来た。
「Hello!ぼくはフラウィー。お花のフラウィーさ!キミは…地底の世界に来たばかりだね?」
どうやらここは、地底の世界のようだった。
「そっか、じゃあさぞかし戸惑ってるだろうね。この世界のルールも知らないでしょ?それならぼくが、教えてあげよう。準備はいーい?いくよ!」
すると、目の前に赤いハートとHPやLvなどの文字が現れた。
「そのハートはね、キミの魂さ。キミの存在そのものと言ってもいい。」
自分が動くと、そのハートも同じように動いた。なるほど。こういう事か。
「初めはすごく弱い。でも、Lvをたくさん上げると、どんどん強くなれるんだよ。Lvって言うのはLOVE、つまり愛のことさ!キミもLOVEが欲しいでしょ?」
もちろん欲しい。
「待ってね…今ぼくが、分けてあげるから!」
フラウィーは、小さな白い粒々を出した。
「この世界ではね、LOVEはこんなふうに、白くてちっちゃな…〔なかよしカプセル〕に入れて、プレゼントするんだよ! それじゃあ、いくよ!カプセルを追いかけてたくさんひろってね!」
フラウィーに教えられた通り、白い粒々をたくさん集めに行った。
……しかし、その粒に当たれば当たるほど、体のあちこちが、痛くなっていった。そして、HPという文字が20から1に減っていった。そして、ついには身動きもれなくなってしまった。
突然、フラウィーは可愛らしいお花の姿から、恐ろしい花へと姿を変えた。
「 バ カ だ ね 。こ の 世 界 で は 殺 す か 、殺 さ れ る か だ 。 こ ん な絶 好 の チ ャ ン ス 、 逃 す わ け な い だ ろ ! 。。。。。。死ね!!!」
すると、大量の白い粒に取り囲まれた。HPが残り1しか残っていないので、この攻撃に当たれば、間違いなく死んでしまう……しかし、身動きもとれない。
白い粒の攻撃は、どんどん迫って来る。「もう終わりだ…!」
そう思った時だった。火の玉が、攻撃を打ち返した!そして、フラウィーはどこかへ行ってしまった。
「情けないわね…罪のない子供をいじめるなんて。」
とても優しそうなモンスターが近ずいて来た。どうやら、彼女が助けてくれたみたいだ。
「怖がらなくても大丈夫よ。私はトリエル。この遺跡の管理人です。」
トリエルは優しく微笑んだ。
「毎日ここを見回って、落ちてきた子がいないか、確認しているの。ニンゲンがこの世界に来たのは、本当に久しぶり。さあ、行きましょう!遺跡を案内してあげるわ。こっちよ。」
トリエルは、手をとって遺跡の入口へと案内してくれた。