しかし、その不安は的中してるも同然で。
風磨くんの手は俺のズボンのベルト…そして下着…俺の自身へと移っていく。
勝利「…っふま…くん…やぁ…だ…っ」
風磨「…やじゃないくせに。ほら…」
ほら…
この一言で突然感じる違和感。
勝利「え…風磨くん…?」
風磨「…痛くない?」
勝利「なにして…あっ…/」
この違和感は後孔で踊る風磨くんの指だった。
指の動きに合わせて出る声は先程以上に甘いもので。
風磨「んは…可愛いよ、しょ ~ り 」
お酒に溺れたトロンとした声で言われる。
風磨「じゃ、俺の受け止めて…」
勝利「えっ…?…って…!」
違和感が無くなったと思えば圧迫感と感じたことのない痛みが俺を襲う。
勝利「…痛っ…ふ、まくん…痛い…!」
声を振り絞って耳に届けようとするけど全然届いてくれない。
どんどん入ってくる自身に身体がどうしても強ばってしまう。
風磨「しょり…全部入ったよ…っ」
勝利「…痛いよ…風磨くん…」
出したくもないのに出てきてしまう涙が薄らと頬を伝わる。
風磨「え…しょ ~ り、ごめ…」
優しく抱きしめられる。
勝利「大丈夫…風磨くん動いていいよ…っ」
抱き締められ少し落ち着いたら、自然とそう口にしていた。
俺の言葉に風磨くんはふわっと微笑み少しずつ動き始めた。
勝利「あぁっ…んん…〜!」
普通じゃない自分の声に興奮しまう。
そんな中、耳元に聞こえる風磨くんの息遣いが心地良くてこの快楽にいつまでも浸っていたいなんて思って。
勝利「ふうま…くんっ…好きだ、よっ…!」
一瞬緩くなった動きを感じ、見上げれば少し驚いたような表情の君。
なんだか、襲われてるこっちが君のことを愛おしく感じる。
fin.
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❥❥まかろんのか - み さん からのリクエストでしたっ˙˚ʚ✞ɞ˚˙
リクエストありがとうございました ⸜❤︎⸝
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!