聡side
きゃぁぁ!
今ね勝利の家に来てるんだよっ!
もう僕のテンションMAX。
ん?その理由?
まぁね、そりゃあ…恋人の家ですから。
しかも、念願のお泊まり会だしね!
もう夜なんだけど、ず ~ っと勝利が近くに居るから興奮が収まんない。
勝利「ねぇ、聡」
聡「ほえ?」
勝利「なんかさっきから…ニヤニヤしてる」
聡「え!?」
嘘でしょ。僕そんなに気持ちが溢れてた!?
で、でも、しょうがないじゃぁん…勝利のことが好きで好きでたまらないんだから。
まぁ、こんなことは口が裂けても言えないです!笑
勝利「ふふ…可愛い」
聡「え、僕!?」
勝利「そお、さっきから驚きすぎだよ」
そう言って笑い始める勝利。
そんな君を見てるこっちが幸せで笑いたくなっちゃう。
この思いって気持ち悪いかな…笑
勝利「ほら、そろそろベッド行こう?」
聡「あ、うん」
付け足しのように"僕もそろそろ眠いし…"と呟く。
すると、勝利はクスッと笑い、"そうなんだ"と言って寝室へと行ってしまった。
え、なんで笑われたの?笑
僕なんか変なこと行っちゃった!?
あ、まさか顔になんか付いてる?
鏡見てから寝室行こっと。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。