第5話

めめあべ🖤💚
3,724
2021/11/27 12:46
🖤💚

【目黒side】

冠番組の収録日。

楽屋でメンバーと寛[くつろ]いでいると

💗「阿部ちゃん!阿部ちゃん!新しいゲーム見つけたんだー♪しない?」

佐久間くんが、鞄から何かを取り出した。

また新しいボートゲームを見つけて持ってきたみたいだ。

佐久間くんは、何か面白いものを見つけるとすぐ阿部くんに教えている。

💚「うん、いいよー」

💗「あんね!これこれ!面白そうでしょ!?(≧∇≦)」

阿部くんに許可をもらうと、隣に座っていたのに、更に距離を詰め、ぴったりくっついて座って、箱を見せている。

二人でゲームの箱を手に取って、箱の表紙をみたり…顔が近い…。

阿部くんもいつものことだから、嫌がることもなく、なんなら自分からも顔近付けてるし…。

それ見て俺が嫉妬するって気付いてないよね…。

💚「へぇ良いじゃん。みんなでやる?」

💗「やるやる!ま、その為に持ってきたけどねww」

佐久間くんは椅子から立ち上がると

💗「ねぇねぇ!ボートゲーム持ってきたけど、やる人ー?」

楽屋にいたメンバーに声を掛けた。

☃️「俺やる」「へぇ面白そー♪」

すぐに佐久間くんと阿部くんは囲まれてしまった。

気付くと全員集まってる。

ホントSnow Manって仲が良いよね 笑

あ、行くタイミング逃した…。

💚「目黒もやろよ」

行き場をなくした俺を見つけて、“おいで”と言うように自分の席の隣をポンポンと叩き俺を呼んだ。

それだけで、嬉しくて抱き締めそうになるけど、ぐっと堪える。

🖤「やる。どんなやつ?」

阿部くんの助け船に乗り、俺は自然を装い阿部くんの横に座る。

💗「お!みんな揃ったね!ww じゃあルール説明は…阿部ちゃん!お願いしまぁすっ!」

お決まりの佐久間くんの振りにみんなで笑ってしまう。

💚「なんで俺?!佐久間が持ってきたんでしょ!笑」

💗「いや!ここは、いつもの流れやっとくでしょ?ww」

これがいつのもSnow Man。

楽屋でも楽しく過ごせてしまうのが良いところだ。



楽屋でのゲームも楽しみつつ、収録も無事に終わり、今日の仕事は全て終わった。

☃️「「お疲れ様ー」」

それぞれ荷物をまとめると、楽屋を出ていき帰っていく。

俺も荷物まとめ終わったけど…阿部くんは終わったかな?

💗「阿部ちゃん、一緒に帰る?」

佐久間くんが、声を掛けたけど、阿部くんは時計を見る振りをして俺をチラッと見る。

💚「ごめん、今日は予定あるんだ」

💗「分かった、じゃお疲れ様ー」

💚「うん、お疲れ様」

楽屋には、俺と阿部くんの二人きりになった。

やっと恋人との時間。

🖤「帰ろっか。俺んち来るよね?」

💚「…うん」



二人並んで他愛ない話をしながら街中を歩いていると、あっという間に俺のマンションまで着いていた。

楽しい時間って過ぎる早いよな…。

🖤「どうぞ」

扉を開け、阿部くんを部屋に促した。

💚「お邪魔します…」

🖤「緊張する?」

💚「ま、まぁね…」

🖤「初めてじゃないのに 笑 可愛いね 笑」

💚「からかうなよ…!」

🖤「ふふ 笑 さぁ入って」

扉を閉めると、そこは完全に二人だけの空間になる。

🖤「亮平、何飲む?」

リビングに着き、手を洗いながら聞く。

💚「…取り敢えず…水…かな」

いつもメンバーの前でも “ 阿部くん ” 呼びをしているから、急に呼ばれると照れるらしい 笑

でも、これは二人で決めたこと。

メンバーにも、俺たちが付き合っていることはまだ話していない。

だから、名前呼びは二人きりの時だけ。

主にどちらかの家に行ったときだけ。

“ 楽屋や外食中とか、どこで誰が聞いてるか分からないからたダメ!”

と言われてしまったら引くしかないよね。

俺はバレても良いんだけど、亮平はホントに恥ずかしがり屋さんだから 笑

💚「あ、目黒。俺も手を洗いたいから洗面台借りるね…!」

これは、逃げたな 笑

頭は良いのに、恋愛に初心な亮平。

名前呼びも未だに慣れてなくて、赤面する時もあって…それがまた可愛いんだよね。

一人でテンパって、見てて飽きない 笑

俺は、棚からグラスを二つ、冷蔵庫から水とついでに酒も出す。

グラスに水を注ぐと、目に付いたストックしてたおつまみも一緒にテーブルまで運んだ。

💚「あ、ごめん。ありがとう」

手洗いから帰ってきた亮平は俺の横に座る。

🖤「全然。じゃあ乾杯しよ?」

💚「うん。お疲れ様、乾杯」

🖤「乾杯」

一口水を飲むとゆったりとした気分になる。

隣には可愛い恋人がいて幸せに浸る。

けど、何か違和感がある。

🖤「ねぇ、亮平。何で少し距離あるの?」

💚「そんなことないよ」

🖤「そんなことある。佐久間くんにはぴったりくっついてるの俺見たよ」

💚「ぴったりって…。そんなに近かった?」

🖤「近すぎるくらい。俺、嫉妬してたから」

💚「そうなの?佐久間との距離なんてあんなもんだよ?」

🖤「亮平。亮平は俺の恋人だよね?」

💚「…そ、そうだよ?」

あ、“ 恋人 ” って言われて恥ずかしいんだ 笑

顔が赤くなった 笑

🖤「じゃあ、もっとこっち来てよ」

俺は亮平の腰に手を回すと自分の方へ引き寄せた。

💚「うわっ…!」

🖤「これくらいじゃないと俺、寂しいよ?」

💚「め、目黒!近い!」

あぁ、また顔が赤くなった 笑

ホントに初心で可愛いな。

🖤「亮平。今は二人きりだよ。俺の名前目黒じゃない」

💚「うっ…」

🖤「呼んでよ。」

💚「う~…」

赤面しながら、まだ羞恥心と戦っている。

早く呼んでほしいな。

🖤「キスするよ?」

名前呼ぶより恥ずかしいんだよね?笑

💚「れ、蓮」

🖤「やっと呼んでくれた。もう一回」

💚「蓮」

🖤「目を見て」

💚「蓮」

🖤「良くできました♪」

チュッ

💚「んっ!…結局するんじゃん…」

🖤「好きな人とはしたいでしょ?」

💚「…ストレートに言うなよ…」

🖤「亮平、恥ずかしがって可愛いね♪」

でも、今からもっと恥ずかしいことするって知ってるよね?

俺の家に来たってことは。

🖤「亮平、大好きだよ」

溢れる気持ちを伝えると

💚「俺も…蓮。もう一回キスして」

勇気を出して言ったんだろうな。

目が少しウルッとし、上目遣いで俺を見つめた。

あざとい警察出動です!

🖤「あぁ!もう!可愛すぎる!!」

俺は亮平をお姫様抱っこし、ベッドへと運んだ。





終わり

阿部ちゃん、お誕生日おめでとうございます!!

素敵な一年になりますように♪



めめあべ好きなので…///

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