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第2話

朝は、いつも無機質な機械音で起きる。


私は一か月後転校する。

親の転勤だ。

まぁ、一緒に住むのではなくて
そこそこ近い隣県に住む。

今日はその高校の見学に行く。

いつもより1時間早いその朝は、春になったにも関わらず少し肌寒い空気だった。
渚沙
渚沙
ふー…
ここから電車で
4時間ほどの場所にある高校までは
流石に、疲れるだろう。
渚沙
渚沙
見学だけだし、筆記用具と
メモ帳だけで良いよね
準備にそこそこ手間取った。

まぁ、ここからが長い旅だが…

ー久遠高校ー
渚沙
渚沙
うわ…でっか
思わず口を大きく開けてしまうほどだ。

校庭では、男子生徒が走り回っている。
昼休みなのだろう。
先生
お、君が星乃渚沙ほしのなぎさ
渚沙
渚沙
あ、はい
何か、国語担当っぽい先生だなぁ…

なんて思いながら眺めていると。
先生
じゃあ、君の案内は
ある子に頼んであるからね
渚沙
渚沙
へ?
話を真面目に聞いてなかったのが失敗だった。

多分その生徒の名前も言っていたと思うが
聞いてなかった。
先生
じゃあ、後の事は
頼んであるから
ここで、待っててね
渚沙
渚沙
は、はい…
こういう時に、自分の人見知りする所を
呪いたくなってしまう。

そして、暫く校門の前で立っていると
奏乃
奏乃
あ、もしかして君?
星乃渚沙さん
渚沙
渚沙
…えっと、そうです
この話しかけ方…
絶対にクラスの中の中心人物だ
奏乃
奏乃
じゃあ、校内案内するから
着いて来てね
渚沙
渚沙
あ、はい
奏乃
奏乃
何で敬語?
同級生なんだからタメで良いよ
渚沙
渚沙
じゃあ、うん
奏乃
奏乃
そうそう!
その調子、そのまま学校にも
慣れてって!
”明るい人”

それが、この人と暫く話して
思った事だ。

そういえば、さっきから
この人って言うのも変か。
渚沙
渚沙
あの、さ
名前教えて貰っても良い?
奏乃
奏乃
あ、そういえば
言ってなかったね
ごめんね~と言いながら
頭を掻く姿は少し幼く見える。

きっとこの行動や性格が
この人を中心人物にさせたのだろう。
奏乃
奏乃
俺の名前は
結城奏乃ゆうきそうの
奏乃
奏乃
よろしくね!
渚沙
渚沙
結城…奏乃
どこかで聞いた事のあるような
名前…

しかし、どこで聞いたのか。
肝心な所が思い出せない。
mob
あ、奏じゃん!
mob
お、お前もついに
彼女持ちか?
私が1番苦手なパターンの人だ。

彼女とか彼氏とかでいじってくる人。
って、それよりも…
渚沙
渚沙
奏…?
奏乃
奏乃
あ~
奏ってのは俺の
ニックネームね
ますます、どこかで

会った気がする名前…

そんなこんなで終わった

校内案内は、心配を残しながらも

1か月後の入学を楽しみにさせる事もあった。


例えば…奏乃って名前とか