第30話

白雪姫喫茶
172
2020/11/26 09:23

クラスメイト「おっはよー、おふたりさんっ」

クラスメイト「朝からラブラブだねえぇぇ」

私達が2人で教室に入るとみんながニヤニヤした。

ひまり「おはようございます」

クラスメイト「はは!なんで敬語!」

私はちょっと照れくさくて、そらくんを見た。

そらくんはニッと笑った。

宙「おまえら、それより今日は模擬店の日だろ」

クラスメイト「そうそう!2人とも着替えて〜!!」

私とそらくんはクラスメイトに背中を押されて、空き教室に入った。

2人きりになると、ちょっと緊張する。

ひまり「みんな、大騒ぎだね」

私がへらっと笑うとそらくんは少し笑って私に近ずいた。

宙「キスしたい」

ひまり「へ?!」

私が驚いて、顔を赤くすると、そらくんが頬に手を当てて顔を近ずけた。

宙「ひまりがめっちゃ可愛くて、やばい」

ひまり「ん、」

私が目をつぶった瞬間、廊下から声がした。

担任「成宮ー!一ノ瀬ー!時間ないからはよ着替えろー!」

宙「めっちゃタイミング悪い」

ひまり「ふふふ」

宙「次は、ちゃんとするから」

そらくんはにやっと笑って着替えはじめた。






宙「着替えた?」

後ろを見たままのそらくんが聞いてきた。

私は振り返ってそらくんの手を握った。

ひまり「お姫様みたい??」

宙「うん」

そらくんは微笑む。


私達は空き教室を出て教室に戻った。





クラスメイト「じゃあ、今から喫茶店はじめよう!!」

私とそらくんは、休憩時間があまりないほど沢山働いた。

一緒に写真を撮って欲しいと頼まれた時は嬉しすぎて飛び跳ねた。


白雪姫喫茶は大繁盛だった。




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