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第49話

僕も男だよ

ピーンポーン


土曜日の朝から誰だろう、


ついさっき、お母さんとお父さんが仕事に行ってしまった。


ひまり「はーい」


ると「おはよう!!」


ひまり「へ、るとくん!」


ると「えへへ、来ちゃった」


ひまり「びっくりしたあ」


るとくんは照れながら私に抱きつく。


ひまり「るとくん、1回中入ろ?私パジャマだし」


ると「うん!!」


るとくんは犬のようにしっぽを振ってついてくる。


昔と変わってないな。


るとくんは自分の家のようにソファーに寝っ転がる。


私はソファーの近くに体育座りをして、テレビをつける。


ると「ひまちゃんのお家全然変わんないね」


ひまり「るとくんも、昔と変わらないよ」


ると「僕も?」


ひまり「うん、ほんとの弟みたいで」


私はへへっと笑うと、るとくんの顔が変わった。


ると「ひまちゃん、」


るとくんはソファーから体を起こして私を抱きしめる。


ひまり「もおお、くっつかないでよ」


ると「もし、そら先輩がこうやってぎゅーしたらひまちゃんはどうなるの?」


ひまり「ええ?」


るとくんがいきなりそらくんの名前を出すから、私は恥ずかしくなる。


ひまり「ドキドキするし、恥ずかしくなる」


ると「うん、今も赤くなってきたもん」


るとくんは私から離れて、私の顔を両手で包み込む。


ひまり「なに、いきなり、今日のるとくん変。」


るとくんは真剣な顔で私を見つめる。


ると「ひまり、好き」


ひまり「私もー、」


私が言いかけると、るとくんは私の口をふさいだ。


ると「ひまりの好きと違うの」


ひまり「...」


ると「僕は、ひまりをひとりの女の子として好き」


ひまり「...」


ると「僕だって男だよ、少しは意識してよ。」


るとくんは悲しい顔で手を離す。


私は困って下を向いてしまう。


ひまり「私は、」




ガチャ



凛音「ただいま〜」


蓮音「あああー、疲れた」


お兄ちゃん達がバイトから帰ってきた。


家の中はいっきに騒がしくなる。


蓮音「あ?誰かきてんのか?」


凛音「ひまりー?いる?」


私は立ち上がって玄関まで向かう。


ひまり「おかえりっ」


凛音「うん、ただいま」


蓮音「なあ、誰かいんの?」


ひまり「えっとー、」


私が誤魔化そうとすると、後ろから声がした。


ると「わああ!おかえりー!!!!!!」


るとくんは走って蓮音とお兄ちゃんに抱きつく。


蓮音「誰こいつ」


凛音「もしかして、ると?」


ると「うん!久しぶり!」


凛音「えー!久しぶりー!」


蓮音「おまえ、ると?でっかくなったなあ」


ると「えへへ、凛音くんも蓮音くんもかっこよくなったー!!」


るとは嬉しそうに笑っている。









私はるとくんに断ることができないまま、夕方になってしまった。


もうすぐ、お父さんとお母さんが帰ってきてしまう。


そらくんに、相談したほうがいいのかな、



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