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第12話

宙の嫉妬

ガチャ

パタン


内履きを履いて教室に向かった。

少し前には一ノ瀬くんがいた。

私はパタパタと走って一ノ瀬くんの肩を叩いた。

ひまり「おはよっ」

振り返った一ノ瀬くんはニコリとも笑わず、冷たい目だった。

宙「はよ」

そのまま私の前を歩いて行ってしまった。


え、私何かしたかな
昨日めっちゃ機嫌良かったよね
いつもなら、

いつもなら八重歯を見えて笑ってくれる
私の歩幅に合わせてくれる


すごく悲しい気持ちになった


私が何を言っても冷たいままで、どうしようか悩んでいる間に放課後になった。

一ノ瀬くんは1番最初に教室を出ていく。

私は必死に追いかけた。
こんなに誰かのために必死になったことはない。


ひまり「一ノ瀬くん!!まって、」

宙「...」

ひまり「ねえ、なんで無視するの」

宙「なんで追いかけてくんの?」

こっちも見てくれない。

私諦めないから、

私は一ノ瀬くんを追いかけた。

一ノ瀬くんは歩幅も大きくて、追いかけるので精一杯。

すると、一ノ瀬くんはいきなり曲がり角で曲がった

私が急いで追いかけると、一ノ瀬くんはいなくなっていた。

誰一人といない道は広く見える。

ひまり「どこ、」

私がキョロキョロしていると、後ろから頭をポンとされた。

宙「しつこいわ」

ひまり「だって、」

一ノ瀬くんは苦笑いをして私の手を取った。

ひまり「どこ行くの?」

宙「いーから、来て」


私達は公園に行った。
ていうか、連れてかれた。

2人でベンチに座ると、一ノ瀬くんは何も話さずに空を見上げた。

私も一緒に空を見てると一ノ瀬くんが口を開いた。


宙「あいつともこうやって座って飯食ったんだろ」

ひまり「あいつ?」

宙「昨日、中庭で」

ひまり「あ!響くんのこと?」

宙「...名前呼びかよ」

一ノ瀬くんは小さい声で何か言った。

ひまり「?」

宙「付き合ってんの?」

ひまり「違うよ、未羽の彼氏」

宙「友達?」

一ノ瀬くんが不安な顔をしてる。

ひまり「うん、友達だよ」

宙「嘘ついてない?」

ひまり「ついてない、今日の一ノ瀬くんなんか変だよ?」

宙「だって!ひまりが知らない男と2人っきりで、」

必死に話す一ノ瀬くんを見てると面白くて、嬉しくて、可愛いなって思った。

ひまり「ふふふふふふ」

宙「え」

ひまり「可愛いとこもあるんだね」

宙「は?」

あ、いつもの一ノ瀬くんだ
やっぱりいつもの一ノ瀬くんが好きだな。

ひまり「一ノ瀬くんは嫉妬してくれたんでしょ?」

一ノ瀬くんは顔を赤くして必死に誤魔化した

宙「ちげーよ!バカかおまえ!」

ひまり「あははははは!」

私が大声で笑っていると、一ノ瀬くんが私のほっぺをつねった。

宙「うっざ!」

ひまり「うふふふふ」

一ノ瀬くんが少し笑って私のほっぺから手を離した。


宙「俺のことも、そらって呼んでよ」

ひまり「へ、」

宙「だめかよ」

一ノ瀬くん、じゃない、宙くんは少しふてくされてる。

ひまり「そ、そらくん」

私は恥ずかしくなって顔を両手で隠すと宙くんは嬉しそうに笑った。



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