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第33話

宙くんの秘密(1)

あの後、保健室に連れていかれた私は早退をしてきた。


泣き疲れてボロボロの私を見たお母さんは何も言わずに抱きしめてくれた。


コンコン


ひまり「んー」


お母さん「大丈夫?入るね」


私がベットの上で布団にもぐっていると、お母さんが頭を撫でてくれた。

お母さん「温かいの作ったから飲んで?」

ひまり「ん、ありがとう」


お母さんは微笑んで私の部屋を出ていった。


ひまり「おいしい、」


久しぶりに飲んだホットミルクは温かくて、ぽかぽかした。



ピーンポーン



ひまり「私、寝ちゃってた」


時計を見ると16時になるところだ。


ガチャ


私はお兄ちゃんだと思ってまた布団にもぐった。



宙「ひまり」



ひまり「!?」

私はびっくりして、起き上がった。

そらくんは心配そうな、泣きそうな顔だった。


宙「ごめん、ひまり」

ひまり「今は会いたくなかった」

私が目をそらして言うとそらくんは私の手を握った。


宙「お願い、聞いて欲しい」


ひまり「私、そらくんを信じてる。」


宙「うん」


ひまり「でもね、怖いの、ホントなの?あの話」


私が声を震わせて言うとそらくんは真剣な顔で私を見つめてきた。


宙「ひまりには、俺から話したい。」


ひまり「うん、聞くよ」



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俺さ、家族の話全然しないでしょ?


俺は家族が嫌い、だからなの。


俺の母さんは家にいない。どっかの男の家にいるんだと思う。


俺の姉ちゃんは、今21で美容師になって働いてる。


母さんは姉ちゃんを18で産んだ。

高校卒業してすぐ。考えらんねえよな、

その後、母さんは23で俺を産んだ。父さんが誰かも、ほんとに好きな相手との子供だったのかもわかんない。


俺と姉ちゃんは半分血が繋がってないんだ。


そんな母ちゃんと姉ちゃんが俺の家族。


俺は姉ちゃんと2人で暮らしてる。


母さんは家に帰ってこないから、姉ちゃんの給料と俺のバイト代で生活してる。


ほんと、なんであんな親から産まれたんだろうね


俺だって、仲良しな家族が欲しかった。


ひまりみたいな、あったかい家に帰ってみたい。



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