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第39話

そらくんの好み

カランカラン

ひまり「いらっしゃいませ、何名様ですか?」


バイトを始めて3ヶ月が経った。

少し無愛想な私も、ちゃんと接客ができている気がする。


安達先輩「成宮さーん、おつかれ!」


ひまり「お疲れ様です。」


この人はバイト先の先輩の、安達拓斗さん。

安達先輩は、春から大学生になった。

私の2つ上の19歳で、お兄ちゃん達と同い年だ。


安達先輩「成宮さん仕事覚えるの早くて助かるわあ」

安達先輩は笑った。

安達先輩は、すごく優しくて、いつも励ましてくれる良い人だ。

彼女もいるらしい、、


ひまり「安達先輩が丁寧に教えてくださるからです。」

私も控えめに笑う。

安達先輩は私の隣に座って髪を触った。

ひまり「ひゃっ、」

うわあ、変な声出した、恥ずかしい。

びっくりして安達先輩を見ると、安達先輩はびっくりした顔になってまた笑った。


安達先輩「反応可愛いかよ」

ひまり「びっくりしただけです。」

安達先輩は髪から手を離した。


安達先輩「成宮さんの髪めっちゃ綺麗だよね」


ひまり「そうですか?」


安達先輩「うん、ずっと伸ばしてんの?」


ひまり「中3からずっとです。」


安達先輩「へー」


ひまり「あ、でも最近髪を切ろうか迷ってて、」


安達先輩「なんで?」


ひまり「彼氏が、ショートが好きなんです。」


私が笑うと、安達先輩は私の肩を掴んだ。


安達先輩「ねえ!今日、シフト終わったら髪切りに行こうよ!」


ひまり「へ、今日ですか!?」






____美容院____


ガチャ


安達先輩「おーい、姉貴〜」


土曜日の午後6時
今日のシフトが終わった私は安達先輩に連れられて美容院に入った。


ひまり「姉貴、?」


??「あ、この子がバイト先の可愛い子?」


すごく綺麗なお姉さんが歩いてくる。

モデルさんみたい。


安達先輩「おま、それは言うな!」


??「きゃははは!ごっめえん」


ひまり「??」


??「あ、ごめんね、私こいつの姉の安達美月」


美容院の綺麗なお姉さん、安達美月さんは安達先輩のお姉さんだった。


ひまり「私は、成宮ひまりです。いつもお世話になってます。」

私がぺこっとおじぎをすると、美月さんは私をバシッと叩いた。

いた、

美月「やだあ!かしこまらないでよ!気軽にいこ?」

私の腕を掴んだ。

あの、いたい、です。


安達先輩「こら、困ってるだろ、バカ」


美月「うっざあ!!」


安達先輩「それより、成宮さんの髪切りに来たんだって!」


美月「そーだった、ひまたん、こっちにおいで!!」


ひまり「ひ、ひまたん!?」


私は美月さんから強引に連れられて端っこの椅子に座った。

美月さんは慣れた手つきで、準備をする。


美月「どれ」


美月さんは腕まくりをしながら私の横に立った。


美月「どーなりたい?」

美月さんは笑顔で聞いてきた。

私は少し照れて、小さい声で話した。

ひまり「私、彼氏に可愛いって思ってもらえたいんです。」


美月「そっかそっか!それで彼氏はショートが好みだから切ろうと、」

ひまり「はい、」

美月「いいじゃあん!可愛いよ!絶対!」

ひまり「でも、私ショートにしたことなくて、」

美月「だいじょーぶ!私が必ず可愛くするから」

美月さんはまた笑った。

美月さんなら。


ひまり「お願いします」


美月「任せろ!」



〜〜1時間後〜〜


美月「よし、終わり!」


ひまり「わあ、すごい」


鏡にうつる私の髪はロングからボブになっていた。


美月さんが可愛く切ってくれたからか、今の私の髪型の方が可愛く見える。


美月「ほら、可愛いでしょ?」


美月さんは優しく笑った。


ひまり「はい、嬉しいです」


私は美月さんを見て笑った。


美月「もおお!ひまたんかわいい!」


美月さんは私を抱きしめた。

私は恥ずかしくて、耳まで赤くした。


安達先輩「お!可愛いじゃん!」


安達先輩が後ろから歩いてくる。

私はさらに照れてタコみたいに赤くなる。


安達先輩 美月「「あはは!照れすぎ!!」」



ひまり「…///」




そらくん、なんて言ってくれるかな



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