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第1話

dance
402
2020/01/24 05:48
私は振付師を今までやってきた。


アメリカで教えていたグループが、
メジャーデビューを果たし、大人気になったところで


ここ。日本に帰ってきた。






『日本、、ただいま。』
空港でキャリーケースを引き、
私は日本で新たな試みを始めることにした。












その判断。4年後に、
間違っていなかったと感じることに出会う。














「やぁ、YOUがあなたかい?」




『はい。あなたは、ジャニーさん...?』




とある事務所に向かい、会議室に通されると
そこにいたのは椅子に座ったあのジャニーだった。


「噂は聞いてたよ。
YOU本当にいいのかい?」


『私は、日本で有名になりたいので。』


「そうか、、。」

私は日本に来ることを悩んでいた。
だか、日本で見返したかった人がいる。




強く燃える意志を伝えると、
ジャニーさんは微笑んで、机に資料を置いた。


「これがYOUの育てるグループだ。」



『シックス、ストーンズ?』



「ストーンズだ。」



紙面には少しオラついたまるで

学生ごろはまっていたKAT-TUNのような雰囲気を出す
六人組がうつっていた。



「彼らはね、、」



ジャニーは大切そうに話し始めた。



彼らは歌唱力に問題はないが、
ダンスの個性が見つからない。又は下手。

一年間やらせてきたが、デビューには遠い。





....でも、凄いグループになる。




『大切なんですね、』




「可能性があるからね、」





それだけを言うとジャニーは立ち上がり私に言った。



「よろしく頼むよ。」



そう言って、会議室を出て行ってしまった。



思えばもっと聞いておきたかったことは
たくさんあったはずだった。



でも、残された資料を見て、
私は何か運命?いや光るものを感じた。





『わたしが、、デビューまで。』


拳を握りしめ、また別の目的ができた気がした。

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