あなた『今日はわざわざありがとね!』
駿佑『こちらこそ!ありがとうございました!』
駿佑くんは私の家の前まで送ってくれた。
駿佑『…あの…また誘ってください!』
駿佑くんは真剣な顔でそう言った。
あなた『うん!』
駿佑『…え!ホンマですか!』
すると駿佑くんは笑顔になった。
ガチャ
麻矢『あ、あなた』
あなた『…お姉ちゃん!』
するとお姉ちゃんは駿佑くんを見て目を丸くした。
麻矢『ちょ、丈!』
そう言って部屋に入っていった。
駿佑『…丈…?』
麻矢『はやく!』
丈一郎『ちょ、なんやねん』
そう言ってお姉ちゃんは藤原丈一郎さんを引っ張ってきた。
駿佑『…丈くん!?』
丈一郎『…は?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!