道枝side
謙杜『みっちー!今から恭平くんと遊ぶけど行かんー?』
駿佑『…んー』
恭平『行こうや!』
そう言って高橋は俺の肩に腕を回した。
駿佑『…わかった行く』
謙杜『よし!じゃあ行こー!』
恭平『れっつごー!』
そう言って2人に引っ張られていった。
駿佑『…またタピオカかよ』
謙杜『めっちゃ美味いんやから!』
駿佑『知っとるけど』
やっぱりタピオカ店だった。
恭平『うわっ!うまっ!』
謙杜『新作らしいで!』
駿佑『美味しいな』
謙杜と恭平は目を輝かせていた。
すると
駿佑『…』
“好きだった人”からのメールが来た。
俺はそっと携帯を閉じた。
前までの俺やったら
すぐに返事してたはずやのに。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。