駿佑『何にしますー?』
あなた『…』
駿佑『あなたさん?』
あなた『…え?…あー…これにする』
私はそう言ってカフェラテを指さした。
駿佑『もう冬になっちゃいますね』
あなた『…そうだね…』
さっきから普通に会話してるけど
心臓バックバク。
駿佑『…美味しいですね(笑)』
あなた『…』
そう言って駿佑くんは首を傾げ笑った。
この子、お姉さんがよろこぶことをよくわかっている。
駿佑『今度ライブすることが決まったんですよ!ぜひ来てください!』
あなた『…え?ら、らいぶ?』
駿佑『はいっ!』
そう言って駿佑くんはニコッと笑った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!