大吾『今日あなたさん来とったよな』
駿佑『…』
恭平『…』
大吾『…はぁ…これ見て』
そう言って大吾くんは俺らに携帯を渡してきた。
“なんか今日のみちきょへ変だった”
“好きな人でもいるんじゃない?”
“隣にいた女の子のことすごい見てたよ”
“え、なにそれ辛すぎ”
“もっとプロ意識持つべき”
駿佑『え…』
大吾『話題になっとんや』
大吾『俺言ったよな?好きになるのは仕方ないけど気をつけろって』
大吾くんが少し大きな声で怒鳴った。
駿佑『…はい』
恭平『…』
恭平はムスッとしていた。
大吾『おい恭平、俺の話聞いてんの?』
※新作出来ました!『ミルク&コーヒー』です!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!