樹side
夜寝る時、
いつもバラバラに寝てる。
どうしてもあなたがソファで寝るって聞かなくて
いつもその度喧嘩してるけど、
今日はもうしない
まさかこんなこと言うなんて思わなかった。
疎いにも程がある
俺がベットに入ってもあなたは入ってこない
俺はそっと布団をめくって横をポンポンと叩いた
あなたはゆっくりとベッドに入ると俺にくっついてきた
そういって頬を赤くするあなたは可愛かった。
ずっと黙りこくってたから顔を覗くと、
あなたは俺に抱きついたまま眠りについてた。
どこまでも可愛い。
お姫様みたいだった。
小さい頃はあなたが夢見てたシンデレラ。
その王子様になりたいなんて俺らしくないけど、
あなたの隣はずっと俺だけがいい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。