第54話

お疲れ様
540
2020/05/20 11:00
大樹side









「樹」と呟くと近くにあった椅子に座った









俺もあなたと向き合うため椅子の前でしゃがんだ









(なまえ)
あなた
あなたね、樹と付き合ったんだ。、
驚いた。、









てっきり黎弥と付き合うと思ってた。









好きなはずなのに。









なんで。









(なまえ)
あなた
私が黎弥を好きだったのは本当。
だけど、辛い時悲しい時いつもそばにいたのは樹だったの。
大樹
大樹
そっか。
それでいっちゃんを選んだんだね。
(なまえ)
あなた
そう。だけど、黎弥に申し訳なくて
大樹
大樹
いつもどおりでいいんだよ。
悲しいけど、これも黎弥の運命
(なまえ)
あなた
そうなのかな。
大樹
大樹
大丈夫だから。いつも通りで
(なまえ)
あなた
うん。
外に出るといっちゃんと黎弥が待ってた









あなたはいっちゃんの横に行った。









すると何かを察したのか、









いっちゃんはあなたをそっと抱きしめた。







それを見た黎弥は悲しそうに微笑んだ。









2人と別れてファンタの楽屋に行く。








俺は黎弥と肩を組んで








「よく頑張った」








そう言った。









黎弥は泣きながら俺に抱きついてきた。









メンバーはいっちゃんとあなたのことを知ってたらしく









みんなで「お疲れ様」といった。









もうそんなに1人で疲れることないよ。









一緒に楽しく過ごせばいいんだよ。









2人のこと、みんなで応援できたらいいね。

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