樹side
朝、起きると横には可愛い寝顔。
これからもこの顔が見れるとか幸せだなあ。
まだ見ていたいところだけど今日はお互い仕事
だから起こさなきゃ
名前を呼んでそっと体を揺らすと
目を擦りながら俺を手探りで見つけ出す。
「んん〜?」と甘い声を出して誘惑してくる。
俺は常に我慢してるんだけどなぁ〜。
「チュッ」
2人のリップ音が響いた
あなたはふにゃっと笑って抱きついてきた
そうやって笑うあなたは今までで1番可愛かった。
ふと時計を見た時。
現時刻は「8:46」
仕事が始まるのは「9:50」
あ、やべぇ
そう言ってベッドから降りると布団を畳みながら
「なんでもっと早く起こさなかったの〜」
そう言った。それさえ可愛くて。。
もう重症だと思った。、
残念ながら今日の朝はあなたのご飯は食べれないらしい
食べたかったなぁ〜
「行ってきます!!」
この一声でさえ、
あなたと一緒なら幸せだと感じた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!