夏喜side
1ヶ月後
この前あなたが男性恐怖症になったらしい。
それを聞いた黎弥くんは、すぐに駆けつけたけど、
怖がられたみたいで、
最近は元気がない。
なんて言うか、この前の上の空と同じ時みたいな、
頭が真っ白で何も考えられないってか、
ずっとぼーっとしてる感じ。
世界さんたちも分かってるからそっとしてたけど、
今ではあまりにも放心状態が長い間続いて、
そろそろ世界さんたちもストレスが、、、
世界さんの言葉にみんな深く頷いていた。
確かに、時間に任せるのが1番かもしれない。
けど本当にそれでいいのか。
あなたが戻るには本人が努力するのが早いんじゃ、
すると壁を叩くような大きな音が聞こえた
そして黎弥くんはGENEさんの楽屋に走った。
でもその行動が黎弥くんにとって不幸を招くなんて
その頃は誰も分からない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。