第33話

告白(3)
696
2020/05/08 07:00
樹side


そのあと俺は、あなたを休ませるため、ベットに寝かせて部屋を出た。




リビングの扉を開けると、
翔平が不安そうにこっちを見た。
樹
どーしたの笑
翔平
翔平
あの、さ、こんな事思いたくはないんだけど、いや、多分お前ももうわかってると思うんだけど、あなたさ、、、
翔平が言いたいことはすぐにわかった。


だけど翔平も途中で言葉を呑んだ。




俺らは幼馴染。


だから翔平もきっとすごく心配してるんだと思う。



それが俺も同じってわかってるから。

翔平は言葉を呑んだんだ。



誰も悪くはないのに。

なんでこんなにお互いを気にしなきゃいけないのだろう。


こんなことなら最初からあなたを守ってれば良かったんだ。
樹
…ガチャ)
翔平
翔平
樹??どこ行くの?樹??
樹
ガチャ)…あなた。
(なまえ)
あなた
んぅ?樹?どうしたの
樹
あなた。聞いて欲しい。
あなたが黎弥くんのことが好きなのは知ってる。あなたに彼氏ができたら。。。
嫌だけど!応援しようとは思ってた。
(なまえ)
あなた
うん?
樹
だけどもう無理で。。
あなたが苦しむ姿は見たくない。。
だから、付き合おう?おれが守るから。
それで、一緒に暮らそう。
(なまえ)
あなた
それは、、できない。
樹
っなんで!
(なまえ)
あなた
だって!!
私、今本当に黎弥のこと好きなのか分からない。でも、樹のことも、、、
そんな中途半端な気持ちで付き合いたくないの。
樹
翔平
翔平
あなた
(なまえ)
あなた
なに?
翔平
翔平
一緒に住んだら??
付き合わなければ問題ないでしょ。
(なまえ)
あなた
だけど。
翔平
翔平
守ってもらわなきゃ。
彼氏って、すぐできるものじゃないでしょ?
(なまえ)
あなた
わかった。。。
樹
嫌ならいつでも戻っていいから
(なまえ)
あなた
嫌じゃない。。
時々不安だったの。
樹
え?
(なまえ)
あなた
樹が私に、一人暮らしで大丈夫?
って言ってきたときから不安だったの。
何かあったらどうしようって。
私1人じゃ、何も出来ないの分かってたから。
翔平
翔平
ならいいじゃん。なんかあったら言うんだよ?
(なまえ)
あなた
うん。ありがとう。
樹
言いたくなければ隠しててもいいから
(なまえ)
あなた
え?隠す必要はなくない??
あなたはいいよ全然
樹
そっか。じゃ、早速明日からね
(なまえ)
あなた
樹がとか。。あ!マースいるのか。
大丈夫だね。なら。
少しディスられかけた気はするけど、



これからあなたを守れるならいい。



絶対に、俺があなたを幸せにする

プリ小説オーディオドラマ