あなたside









朝、頭を撫でられた感覚がして目を覚ました。









目の前には天井。









ではなくー









藤原の顔面がありました。はい。









アップすぎて顔しか見えません。









なにしてるの？←









声に出してしまってたらしく。









「頭撫でてただけ。」









冷たくそんなこと言われたけど。え？









何しようとしてたの。え。

何言ったのか聞こえねぇよ！！









普通に発言してよねぇ！！

時々出る方言にドキッとしてしまった。









ダメだよ私。負けるな。聞くまで二度寝はできない。

なにそれ。









可愛いんだけど許しちゃうわ。









でもここはちょっとSが出ちゃう。









怒ったふりしちゃおうっと。

ごめんよ樹。









すぐばらすから。でも。、かわいい。

もう無理我慢の限界。









許したい。もう許していい？いいよね。

                                         ｷﾞｭｯ

樹は私の頭に手を置いて部屋から出た。









どうしてそんなとこまでかっこいいのよ。









心臓もたなくて私が私じゃなくなっちゃう。









ベッドから降りて部屋から出ると樹が携帯を触ってた









するとこっちを見て笑ってた

無口で少し塩なところもかっこいんだけどね。









すると私の足元にマースが来た。









今日は特別なのか、









朝からいつも以上に私に甘えてくる

そう言ってマースを抱っこして樹の横に座る









樹は携帯をいじりながらマースを撫でてた。









その姿さえ画になる









かっこよくてたまらない。

どんどん迫ってくるから









私は後ろに下がる









その度にソファだから私の体が倒れてく。









私の体がソファに沈んだ時









樹は私に顔を近ずけてきた









絶対キスされる。









さっきできなかったから確信がついた。









私が目をつぶると柔らかい感触がおでこに触れた

樹は私の目を見て「18歳だからまだね。」









そう言った。









そうか、私たちには、年齢っていう壁があった。









これが厚すぎて乗り越えられない。









ファンの人にバレたら、









未成年と同棲なんてバレたら。









樹が傷ついちゃう。









かと言ってどこにも行く場所はないし。。









仕方がないのかもしれないけれど









そんな壁、壊せたらいいのにな。









でも樹？貴方があの時したキスは？









あれはできたのに、どうして今はしちゃいけないの？