あなたside
その後私は、心配をかけたみんなの前で、
しっかり話した。
玲於と通話中に携帯を置いて家を出たこと、
コンビニから帰る時に路地に連れ去られたこと、
そこで、、知らない人に犯されたこと。
その後翔平が見つけてくれて、
家に泊めてくれたこと。
私はみんなに全てを話した。、
私が怖がりで、人見知りでコミュ障で、
どんなことだって、
1人では出来ないことを知ってるから
涙を流してくれる人もいた。
下を向いて暗い顔をしてる人もいれば、
怒りを抑えようと拳に力を入れている人もいた。
思い出すのが怖くて、
話してる間震えてた私と、
横でずっと手を握ってくれるいっちゃんがいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。