第34話

第33話
1,084
2020/08/04 14:00
改めて思う。
怜菜
怜菜
紗南ー、おはよう!
紗南
紗南
............
私は、自分の心理状況を人に分かりやすく見せ過ぎだと。
怜菜
怜菜
...紗南?おはよう!
紗南
紗南
.................わっ、怜奈
話しかけられても上の空。
怜菜
怜菜
どうしたの...ぼーっとして
紗南
紗南
実はね......あ、さ......
更に魂が抜けたような瞳をして居るから、ダメなのだ。
怜菜
怜菜
...ん?
こんな反応をするから、余計に察されるのに。
紗南
紗南
ううん、何でも無い。気にしないで笑
怜菜
怜菜
...分かった、何かあったら早めに話してね
でも、流石に言えない。
紗南
紗南
...ありがとう笑
諦めた恋が叶うかも知れないのに、困ってしまったなんて。
私は、最低で単純だ。
少し優しくされた位で舞い上がって。
紗南
紗南
(尻軽すぎる...
こんなの話したら引かれちゃうよ)
もしかしたら好きなのかもと思ったりして。
紗南
紗南
(......ううん。
こんな気持ち迷惑にしかならない)
自分の持つ考えが正しいと言って欲しかった。
...................運命は、意地悪だ。
こんなグチャグチャな気持ちの中。
嫌な予感しかしない、1、3年生合同校外学習。
先生
えー、今回の校外学習の目的地と目標だが...
その説明兼計画発表会が、始まる。
少し顔を歪ませてしまった私とは正反対の反応をするのは。
怜菜
怜菜
今回ティスニーランド行くって!
楽しみだね、紗南!
隣に座る、親友だ。
紗南
紗南
これ『学習』って言うのかなぁ...
怜菜
怜菜
そう言うのは黙って置くんだよ生徒会長。
楽しければ良いんだって!連れ回すからね?w
一見クールな性格に見える彼女だが。実は、そうでも無い。
紗南
紗南
...ボーンテットアパートだけは勘弁してね...
私の何倍も流行りに敏感で。
怜菜
怜菜
...紗南恐いの苦手なんだっけ
紗南
紗南
本当に嫌い...滅べば良いと思ってるもん
からかって、その反応を見るのが趣味らしく。
怜菜
怜菜
えwww
凄い顔...嫌悪感が...w
いつもその餌食になって居る。
あまり時間を置く事なく、バスの席決めのクジ引き。
先生いわく、
『コミュニケーション能力を高める目的』らしい。
教師陣の言い分に、怜奈は不満気な声を上げる。
怜菜
怜菜
...先生だって嫌いな人は嫌いだろうにね
紗南
紗南
こらこら笑
私も、やんわりと宥めながら。
怜菜
怜菜
だって紗南と一緒が良かったのに男女とか...
紗南
紗南
まあ、私も正直思うけど...
とても憂鬱な気分になって居た。
怜菜
怜菜
でしょ!?中は一緒に回ろうね!
今までなら、彼の隣になれますようにと。
紗南
紗南
もちろん!
しつこい程、願うのに。
...............................。
クラスメイト
× × くん。これで良いんだよね?
???
うん。ありがと。
くれぐれもバレないようによろしく
クラスメイト
...分かった
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作者
作者
...建物の名前センス無さすぎですね( ˙꒳​˙  )
作者
作者
突然、失礼しました笑

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