いつだって勘違いなの
もうずっとすれ違いなの
きっと ちょっとね気づいていた
恋じゃなく友達だって
そう、わかってた
偽った無邪気さならば、もうちょっと触れていいよね?
ずっとそばで笑いたくて、ホントの気持ち飲み込んだ
でも かなしくて
少し茶色の目の奥に、すべて見透かされそうで
目をそらしてたんだ
キミが見てるその未来に、ボクの姿無くたって
かまわないから
まわる ぐるぐるぐる、はなびらたち
すり抜けて消えてく
きみの隣でそっと咲きたかった
それだけ願っていた
めぐる ぐるぐるぐる、季節のなか
すりキズは癒えてく?ぼくは隣でずっと笑っていた
それだけ忘れないで
早朝の歩道橋にも、夕暮れの交差点にも
ぜんぶどっかにキミの思い出、見つけては涙ぐんで
ちょっと ウザいよね?
少し伸びてた前髪を、細い指でかきあげて
どこ見てたんだろう
キミが見てるその世界に「僕も連れていって」と
言えなかったんだ
かわる ぐるぐるぐる、時のなかで
まどろむ思い出たち
渡せない手紙を裂きたかった
それだけ想っていた
けずる?ずるずるずる、ひきずる想い
振り切って消えたら、ぼくはもう一度笑えますか?
それだけ願ってんだ
いつだって勘違いなの
そうやっぱすれ違いなの……
まわる ぐるぐるぐる、はなびらたち
すり抜けて消えてく
きみの隣でそっと咲きたかった
それだけ願っていた
めぐる ぐるぐるぐる、季節のなか
すりキズは癒えてく?
ぼくは隣でずっと笑っていた
それだけ忘れないで
〜曲:ねじ式様〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。