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第7話

🌱
カサカサカサカサ。

何かの音が彼方此方から聞こえる。

カサカサカサカサ。

この聞き覚えのある音は…
あなた
ゴキブリ⁉︎
あなたは思わず叫んで飛び起きる。
目を覚ますと見知らぬ部屋の中に居て、あなたは慌てて周囲を確認する。
ソファの上で寝ていたようで、ソファの下から可愛い小型犬が顔を出してお迎えしてくれた。
あなた
ごめんごめん。君はゴキブリじゃなかったのね。
あなた
それにしてもここ何処なんだろ…
部屋を見渡すと、笑いを堪えてるフードを被ったサングラスの男が、棚の影から現れた。
謎の韓国男性
ダイジョウブ?
この部屋は綺麗だから、ゴキブリなんていないよ。
あなた
あー!あんたはさっきの怪しいヤツ!
謎の韓国男性
アヤシイ?ボクは怪しくないよ。
部屋の中なのに、サングラスをしているなんてかなり怪しい存在だわ。

あなたは目を細めて睨みつける。
謎の韓国男性
痛くない?ちゃんと消毒したからもう大丈夫だと思うけど。
あなた
あ、、、
男が指差す方を見ると、左手が綺麗に包帯が巻かれていた。
あなた
あ、ありがとう。あの…
しまったー。韓国語喋れないんだった。
謎の韓国男性
これ使う?
何故か翻訳機みたいなを渡された。
あなた
え?本当に翻訳機?
謎の韓国男性
こうやって使うんだよ。君の名前は?
どうやら彼は、操作方法を教えてくれている様だ。
あなた
名前?えっと、私はあなたです。
謎の韓国男性
韓国には何しに来たの?
あなた
観光と友達の仕事を手伝いに…って、
私ったら知らない人に、何をペラペラと質問に答えてるんだ…
謎の韓国男性
ふーん。韓国語喋れなそうなのに、仕事手伝えるの?
あなた
ああ、実は英語は話せるんだよ。それに気分転換にもなるかなって思って。
あなたは遠い目をして、溜息を吐いた。
何かのきっかけが無ければ、1人で海外に行こうなんて思わなかっただろうな…
謎の韓国男性
元気だして。そうだあなたさんは何か飲む?喉渇いてない?
あなた
喉カラカラ。お水欲しい…
グーグルグル…
お腹の音も一緒に鳴り響く。

謎の韓国男性
ハハハ。お腹空いてるの?あー、今はカップ麺しかないけど食べる?
あなた
お、お願いします…
あなたは申し訳なさそうに頭を下げた。

男の後に続いて、広めのキッチンらしき所に連れて行かされる。

そういえば此処は何処なんだろうか…
1人で住んでいる感じじゃないから、シェアハウスみたいな所なのかな。。

あなた
ここは君の家なの?
謎の韓国男性
ここ?あー、何人かと住んでるかな。
あなた
皆は?
謎の韓国男性
今日は久々のオフで、皆んな出かけてるよ。
あなた
ふーん。共同生活かー。楽しそうだね。
目の前にお湯を注いだカップ麺が2つテーブルに置かれた。
謎の韓国男性
僕も一緒に食べるよ。はい、この箸使って。
あなた
ありがとうって、食べる時くらいはサングラス外したら?
あなたは曇ったサングラスを見て、思わず笑ってしまう。
そんなに素顔が見られたくないのかな?
謎の韓国男性
あー、前が見にくい!
そう言って、彼はようやくサングラスを外して、ラーメンをすすった。
わー、すっごい男前君だったのね。

暫く見惚れていると、彼と目が合う。
謎の韓国男性
辛いの平気?
あなた
ああ…。あんまり得意じゃないけど…。い、いただきます!
あなた
か、辛!
あなた
ヒー!
あまりの辛さに、あなたは慌てて水を一気にのみほす。
謎の韓国男性
ハハハ。こっちの方が辛くないから、こっちの食べてみ。
彼の食べかけを渡され、カップ麺を取り替えられる。
あなた
最初からそうしてくれたら良かったのに。意地悪だね。
謎の韓国男性
ふふ。あなたさんは僕のこと、知らない?
彼は顔を傾けて、ニッコリと微笑んできた。
あなた
は??知るわけないやん。初めて韓国来たのに…て翻訳機通じてるのかな。
あなたは翻訳機に口を近づけて、もう一度、「知らないです」と呟いてみた。