テヨンの部屋に移動して、クローゼットから何着か洋服が出される。
私の身体に、洋服を合わせながら、次々と服がベッドの上に並べられていく。
いや、流石にあなたのサイズは大きいって…。
私、身長160あるかないか微妙なラインだし。
名案が出た様で、携帯を取り出して、
テヨンは何処かに電話をかけ始めた。
夕飯に出かけるだけでも、大がかりになってきたな…。
あなたは電話が終わるのを待っている間、部屋を見渡す。
テヨンの部屋は整理整頓されていて、意外と綺麗に片付けられていた。
あと大きなモニター画面は、
ゲーム仕様ぽいな。
あ、ここだけは私と同じ匂いがするかも。
あなたはテヨンの目を盗みながら、
こっそりとモニター前の椅子に座ってみる。
テヨンはまだ電話で誰かと話ていた。
うわっ。
この椅子、座り心地最高やん〜。
久々にゲームがやりたい〜。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。