第21話

☘️
1,207
2023/10/14 06:35




お風呂から出ると、ソファには他のメンバーも座って一緒に団欒を始めていた。



テヨン
テヨン
あ、あなたさん、ここ座って。
髪拭いてあげる。

ソファの空いてる場所に座らされ、
ドライヤーの風が頭にあたる。
ヘチャン
あ、凄い良い匂い。何のシャンプー?
ジャニ
すっぴんも可愛いねー。本当に先生ですか?
テヨン
テヨン
あなたさんは、ユミさんが連れてきた先生ですよ。

怪我をしてから長い間、ダンスから離れていたとはこの状況で説明しにくい。


ここで生き延びる為には、早くダンスを覚えなきゃ。。


幸いにも5才からずっとダンスに打ち込んでいて高校の時には、クラブやスクール生にも指導の経験はあった。
アメリカにもダンス留学して、大会で優勝したり、プロのダンスチームに入ってた事もあったが、怪我で引退したここ数年はダンスから離れていたし、彼らのDVDの踊りを観て、とても新鮮で面白いと思った。

こんなに人数がいるのに、個々の見せ場がちゃんとあって面白い。
テヨン
テヨン
あなたさん、大丈夫?
あなた
あ、私が教えられるのか心配なってきたわ…。
テヨン
テヨン
きっと大丈夫。あなたさんが今までやってきた全てを皆に見せてあげて下さい。
テヨン
テヨン
それでは左手の治療しましょ。
マネージャー
あ、僕がやろうか?
テヨン
テヨン
いえ、僕が責任もって治療します。
テヨンは私の左手の包帯を外していく。
昨日は血がいっぱい出たけど、そんな深い傷じゃないはずだけど、、。
あなた
ヒャッ。
消毒液が染みて、あなたはジタバタと悶える。
テヨン
テヨン
ハハハ。
あなたはジロリとテヨンを睨む。もしかして、わざと傷口に擦り込んだ?
ヘチャン
痛い?うわー痛そう。
マネージャー
化膿してたんですかね。病院行きました?
あなた
あ、今日念のため、医務室で診てもらいました。
テヨン
テヨン
はい、染みますよ〜
またグリグリと消毒液を塗られて、あなたはジタバタ悶える。
あなた
うー
あなた
痛いって!

プリ小説オーディオドラマ