プルルルル
電話…?
カルマからだ。
今は機嫌いいし出てやろうかな〜
あなた「もしもし〜?」
カルマ〈あ!出た!珍しいね〜〉
あなた「機嫌いいからね〜」
カルマ〈じゃあ機嫌悪くしないように気をつけないとね〉
あなた「そうだねそうして。んで、要件は?」
カルマ〈合宿ってゴールデンウィーク全部やんの?〉
あなた「うん。そうそう!最終日は音駒高校と試合だってよ!」
カルマ〈へぇ〜音駒と〉
あなた「そう!」
カルマ〈どこでやんの?〉
あなた「どこだっけ?ええっと…あ!_____って所だ!」
カルマ〈へぇ〜〉
〈おい赤羽。サボるな〉
カルマ〈あとちょっと!〉
あなた「浅野くん?」
カルマ〈そうそう〉
あなた「そっかww浅野くんの下で働いてんだもんねwww」
カルマ〈そんな笑うことじゃないでしょ…〉
あなた「だってさ、あのカルマが浅野くんの下で働いてんだよ?面白すぎでしょ!てか、そんなに声のトーン下げないで?怖い怖い」
カルマ〈思ってないでしょ〉
あなた「あれバレた?」
浅野〈あなた。すまないが仕事中だ。切るぞ〉
あなた「りょ〜かい!お仕事頑張って〜」
カルマ〈またね〜〉
浅野くんも苦労してんだな…。
なんで浅野くんが私の事名前呼びかって?
それは後ほど…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!