お風呂から上がって悟と目があった瞬間、
顔が赤面した。
変なことされるんじゃないかと思うだけで
変に顔が赤くなる。落ち着け。
顔を逸らして「髪乾かすわ!!」と叫んだ。
洗面所のドアを閉めようとすると、
悟がグイッと肩を掴んでくる。
悟の方に身体を向けさせられた。
ソウデス、その通りです。
固まる私に痺れが切れたのか、悟はため息をついた。
悟が不意にキスをした。
1回だけじゃない。
何回も角度を変えてキスをしてくる。
悟は大丈夫だろうけど、私は息が持たない。
息をするのに余裕が無い私をお構い無しに
何度もキスを重ねる。
る、と言う前に悟の低い声が耳に甘く響いた。
ビクッと肩が揺れた。
お前はどこまで私で遊んだら気が済むんだ……?!
悟がじりじりと距離を詰めてくる。
やばい、これは本当にもっていかれる。
そう言って近づいた悟の胸板を押してしまった。