第44話

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2021/02/04 12:06
























近江 あなた
………え?
近江 あなた
私が?恋愛?下手?
五条 悟
うん
近江 あなた
どういう所から言ってる?失礼ね










確かにいくつか思い当たる点はあるものの。











誰かに片思い拗らせ












未だに付き合えないごじょるに言われたくない。















近江 あなた
あんた人のこと言えないでしょ
近江 あなた
未だに片思い拗らせてるくせに
近江 あなた
偉そうに……
五条 悟
………そいつ彼氏いるし
近江 あなた
あっそう。で?私のどこ見たら恋愛下手?
五条 悟
……なんか、好意向けてるの絶対分かるような台詞を冗談で流すあたり
五条 悟
あとなんか普通なら気に引っかかるような行動しても受け入れるとことか
近江 あなた
何それ。私だって好きな人がそれやってくるなら何となく期待するわ
五条 悟
……俺は?
近江 あなた
………え?
五条 悟
俺がやってきたら?俺とか傑がもしお前を好きだったとして、好意向けてることがはっきりするような行動してたら
五条 悟
お前なんとも思わねぇの?
近江 あなた
………














大体傑と悟を男子と見た事がない。












問題児で馬鹿な幼なじみ。













恋愛対象とは見てないのだ。
















そういう人に、もし好意向けられてたら、













こいつが聞きたいのはそういう事だろう。












近江 あなた
……分からん。私、幼なじみは幼なじみだと思ってるから
五条 悟
…………あっそう














悟が何だか苛立ってるように思えた。














無言になる。












何となく気まずい空気になったのは












私でも分かった。
















近江 あなた
あんた何に怒ってんの?
五条 悟
知らね。……ごちそーさん
近江 あなた
はぁ?ちょっと待ってよ
五条 悟
何が?話すことないだろ











悟は振り向きもせずに言った。





















なんか地雷踏んだかな。













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